ルイス・ハミルトンは、ジョージ・ラッセルがメルセデスF1でのチームメイトになった場合でも“かなりうまくやっていける”と考えている。ザントフォールトのパドックでは、バルテリ・ボッタスが引退するキミ・ライコネンの後任としてアルファロメオF1と複数年契約に合意したとの見方がこれまでよりも強まっている。
2022年に自分がどのチームにいるか知っているかと質問されたバルテリ・ボッタスは「知っているかもしれいないし、知らないかもしれない」とはぐらかした。「これ以上は言いたくない。でも、物事は正しい方向に進んでいるし、僕はハッピーで興奮している」彼の主な安心感は、2017年にニコロズベルグの後任としてメルセデスで標準となっている1年以上の契約の確保にあるようだ。「複数年契約がいいね。それはF1で経験したことのないものだ」とバルテリ・ボッタスは語った。「そうすれば、間違いなくチームに完全なコミットメントを与えることができまるだろう。その年だけでなく、仕事が継続することがわかっているからね。チャレンジが必要だし、刺激が必要で、楽しいものである必要がある」「一緒に仕事を本当に楽しめる雰囲気でね。それが僕が求めているメインのことだと思う。僕はまだF1で良い数年を過ごしているし、本気でF1を続けたいと思っている。それは確かだ」キミ・ライコネンは、バルテリ・ボッタスの去就について「僕はチームを所有していない。所有者に尋ねるべきだ」とコメント。「僕はあなたが知っている以上のことは知らない」そして、メルセデスF1への昇格が噂されるジョージ・ラッセルは、「ここで発表することは何もない。そうでね、来年どこに行くのかはわかっている」と付け加えた。今週、7度のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンが、バルテリ・ボッタスを残留させたいと言う彼の願いをチーム代表のトト・ヴォルフに却下されたことに腹を立てているという噂があった。だが、ルイス・ハミルトンは、ジョージ・ラッセルをメルセデスに迎えるという現実を受け入れているようだ。「僕たちはかなりうまくやっていけると思う」とルイス・ハミルトンは語った。「彼は謙虚だし、良いアプローチをしている。彼がイギリス人であるという事実はコミュニケーションを容易にするだろう。ジョージはスポーツの未来だ」「現時点では、今のチームメイトを非常にサポートしなければならないし、ずっとバルテリをサポートしているのはそれが理由だ」ライバルのマックス・フェルスタッペンの観点からすると、メルセデスのラインナップの変更は彼とレッドブルにとって朗報だ。「彼(ラッセル)が加われば、確かに彼はルイスにとって非常に困難になるだろう。彼はバーレーンでマシンに飛び乗って、基本的にすでにそれを非常に困難にしていた」とマックス・フェルスタッペンは語った。しかし、ルイス・ハミルトンはジョージ・ラッセルを恐れていないと主張している。「新人の年、僕はフェルナンド・アロンソと一緒だった」とルイス・ハミルトンは言った。「証明するものは何もないような気がした。でも、新しいチームメイトができたとしたら、どちらかといえば、僕は人生の異なる場所にいる。若者たちがやってくるのを見るのが楽しみだ」「若者に負けたいというわけではないけど、結局、僕はファンなので、スポーツの進歩を見るのを楽しみにしている」