メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンがスーパーバイクのテストを実施していることを知って驚いたと明かした。ルイス・ハミルトンは12月1日に世界スーパーバイク選手権に参戦するヤマハのワークスチームであるPata Yamaha Official WorldSBK Teamと英国のトラック会社であるNo Limitsが企画したヘレスでのプライベートテストで、自身のカーナンバー“44”をつけたオールブラックのヤマハYZF-R1で走行。
テストを終えたルイス・ハミルトンは、ターン5で転倒してバイクは小さなダメージを負ったが幸いにも怪我はなく、四輪よりも二輪を愛していると語っていた。しかし、このルイス・ハミルトンのテストはメルセデスに無断で行われ、トト・ヴォルフはニュースでそのことを知ったと明かした。「ニュースが広まったときに彼に電話をしようとしたが無駄だった」とトト・ヴォルフは La Gazzetta Dello Sport にコメント。「なので、私は彼と一緒にいた3人のエンジニアの一人に電話をして『今どこにいる?』と聞いた。彼は『ええと、私たちはトラックにいます』と答えた。『3人でバイクで走っているのか?』と聞くと『そうです。でも・・・もう終わりました』と言われたよ」テストでは、スーパーバイク世界選手権に参戦しているアレックス・ロウズとマイケル・ファン・デル・マークがインストラクウターとして参加していたが、ファン・デル・マークは、ルイス・ハミルトンの走行がいささか無謀であったことを明かしている。それでも、トト・ヴォルフは「我々全員が大笑いしていたよ」と冗談を交えて続けた。「だが、クリスマスに彼にバイクをプレゼントするつもりはないのは明らかだ!」
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