ダニカ・パトリックが、新生チームであるハースでF1シートを獲得する可能性が報じられている。4月に新規参戦F1チームのオーナーになることが決まったジーン・ハースは、現在最も有名な女性ドライバーであるダニカのNASCARからの転向を否定していた。ダニカ・パトリック(32歳)は、NASCARの最上位にあたるスプリントカップシリーズでハースのチームに所属している。
しかし、ハースはこれまで、現在契約中の彼のドライバーたちがNASCARに参戦しながらF1の準備を整えることは“不可能”だと語っていた。「それを実施しながらら生き残ることはどう考えても不可能だ」とジーン・ハースは述べた。 しかし、その後ハース・フォーミュラのグランプリデビューが2016年に先延ばしされたことで、状況が変わったかもしれない。 元レッドブルやジャガーのシニアマネジメントを担当していたギュンター・シュタイナーは、ハースのF1チームの代表者に就任することを Speed Week に認めた。 「私がチーム代表だ」とギュンター・シュタイナーは述べた。 ギュンター・シュタイナーは、F1チームとNASCARの運営とは完全に切り離されると説明した。NASCARチームは、ドライバーのトニー・スチュワートとの共同運営となっている。「トニーはレースで金を稼ぐことを望み、ジーンはそれを消費することを望んでいる」とギュンター・シュタイナーは笑った。 ダニカ・パトリックのドライバー就任の可能性については「それ(ドライバーについての質問)には早すぎる」とギュンター・シュタイナーは述べた。ダニカ・パトリックは、もともとオープンホイールレーシングの出身で、2008年にはインディジャパン300でレース勝利も飾っている。 「だが、わかるだろう? 何事も不可能ということない」とギュンター・シュタイナーは述べた。
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