リアルタイムで1名ずつが脱落していく新しい予選フォーマットが、2016年の開幕戦F1オーストラリアGPから導入されることになった。 先週、F1委員会とストラテジー・グループは、2016年から予選フォーマットを変更することに合意し、3つのセッションでこの方式を採用することを決定した。その後、バーニー・エクレストンは、必要なタイミングソフトウェアが準備できないとして、新フォーマットの導入をスペインGPまで延期すると述べていた。
しかし、その問題は解決され、予定通り新システムが実施されることになったという。新しい予選フォーマットについては、ドライバーから反対意見が出ている。フェルナンド・アロンソは、開幕直前になって予選方式が二転三転することについて“悲しい”と述べており、セバスチャン・ベッテルは、F1に決定的な“リーダーシップが欠けている”ことの証明だと発言した。 ウィリアムズの副チーム代表クレア・ウィリアムズは、新フォーマットを擁護しており、「そもそも予選を見直したのは、グリッドを面白くし、レースをもう少しエキサイティングにするためだったことを思い出すのが重要です」と述べた。「判断はまだ早いでしょう。まず、メルボルンでどうなるかを見てからコメントしたいと思います。しかし、見直した目的と理由を考えれば、良くなると思っての変更です。結果を見るまで批判は控えるべきでしょう」 クレア・ウィリアムズは、延期の理由とされたソフトウェアについては“対応が完了した”とし、新プログラムをすべて予定通り実施できるようになったという。 F1 新予選フォーマットQ1 セッション時間は16分間。開始から7分後に最も遅いタイムのドライバーが脱落。以降、セッションが終了するまで、90秒経過ごとにその時点で最下位にいるドライバーがノックアウトされていく。Q1では7名が姿を消し、15名がQ2に進出する。Q2  セッション時間は15分間。開始から6分後に最も遅いタイムのドライバーが脱落。以降、セッションが終了するまで、90秒経過ごとにその時点で最下位にいるドライバーがノックアウトされていく。Q2では7名が姿を消し、8名がQ3に進出する。Q3 セッション時間は14分間。開始から5分後に最も遅いタイムのドライバーが脱落。以降、セッションが終了するまで、90秒経過ごとにその時点で最下位にいるドライバーがノックアウトされていく。最後の90秒間は残った2名のタイムアタックが行われる。
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