FIAは、F1で4本のタイヤが適切に装着されていない状態でマシンがピットアウトした場合に該当チームに10グリッド降格ペナルティを科すことを検討している。F1ドイツGPでは、マーク・ウェバーのマシンから脱落したホイールがFOMカメラマンに直撃して負傷する事故があった。これを受け、FIAはピットレーンの安全対策を見直している。
すでにセッション中のピットレーンへのアクセスを“大幅に削減”することが決定しているが、タイヤが脱落した場合、チームに対してより厳しいペナルティが科される可能性が持ち上がっている。これまでは安全性に欠ける状態でマシンをリリースした場合、チームには罰金が科せられていたが、ハンガリーで開かれたFIAとチームマネジャーとのミーティングで、タイヤの脱落が確認された場合は当該チームに次戦で10グリッド降格ペナルティが科せられることになるという。