スクーデリア・フェラーリのF1チーム代表を務めるフレデリック・バスールは、チームがルイス・ハミルトンに2024年の加入を打診したという噂を否定した。メルセデスが不振に陥るなか、ハミルトンは、フェラーリへの移籍が噂されており、最近の報道では、7度のワールドチャンピオンに年俸4,000万ポンド(約69億円)をオファーする用意があるとされている。
ハミルトンは2013年からメルセデスでF1レースに出場し、2014年から2020年まで6回のF1タイトルを獲得するなど、比類ない成功を収めてきた。しかし、メルセデスF1チームは2022年シーズンの開幕以来ペースに苦戦しており、ハミルトンの最後のレース勝利は2021年後半になる。メルセデスと決別し、フェラーリに移籍するのではないかとの観測が流れる中、ヴァスールはまったくコンタクトは取っていないと断言した。「2週間前には(カルロス)サインツをアウディに送り、1週間前に(シャルル)ルクレールをメルセデスに送ると言われたので、今は私一人だ」とバスールは冗談交じりに語った。「しかし、シーズンのこの段階では、毎週異なるストーリーが出てくるのはご存じだろうし、我々はルイス・ハミルトンにオファーを送っていない。我々はそんなことはしていない。交渉はしていない」 「グリッドにいるすべてのチームが、一度はハミルトンを手に入れたいと考えると思うし、このようなことを言わないのはばかばかしいだろう」「私がハミルトンと話したことがあるとすれば、私はこの20年間、ほぼ毎週末ハミルトンと話している。あなたが私を追いかけているからと言って、彼と話すのをやめなければならないなんてことはない」ハミルトンは2023年シーズン終了時点で現在のメルセデスとの契約が満了するが、フェラーリの両ドライバーは2024年年に終了する契約を結んでいる。ハミルトンを獲得するためにはどちらかが放出しなければならないかもしれないという噂が流れたが、バスールはルクレールもサインツもこの憶測に懸念を示さなかったと主張する。「先週、皆さんがサインツをザウバー(アウディ)、あるいはシャルルがメルセデスに送ったとき、彼らは私を安心させる必要はなかった」とバスールは語った。「彼らは『フレッド、心配するな、そんなことはない』と私に会いに来ることもなかった。我々はそれに慣れているし、毎週、新しい噂が出ることも知っている。ただイベントに集中している」
全文を読む