フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、F1が計画している“スプリントレース”案を「有望」だと考えており、F1が2021年にレースプランの詳細を最終決定できることを期待していると語る。F1は、2021年のF1世界選手権の3つのグランプリの土曜日にスプリントレースを開催することを計画しており、カナダ、イタリア、ブラジルがトライアウトの候補地として挙げられている。
スプリントレース案は、日曜日の決勝イベントのグリッドを決めるために、予選に代わって100kmのスプリントレースを実施するというもの。前回のF1コミッションの会議では、F1チームから“幅拾いサポート”を集めた。スプリントレースの計画を具現化するためのワーキンググループが結成されたが、主にドライバー計画に関連する状況に疑問符が残っている。フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、チームは計画についての話し合いに「非常に熱心に取り組んできた」と述べ、将来のレースでより大きな予測不可能性をもたらすことを期待していると語る。「我々は、よりスペクタクルで、最終的に予測不可能なレースにするための変更は素晴らしいことだと信じている」とマッティア・ビノットは語った。「我々は積極的に話し合いを行っている。変更が何らかの形で先ほど述べた目標と目的を達成するのであれば、変更をサポートする」「議論は進行中である。現時点での議論は、少なくとも良い成果のために有望なように思える」「しかし、我々はまだすべての詳細を見てみる必要があると思う。その点で、詳細が違いを生むことになるだろう」「チームワークを本当に継続しなければならないと思う。うまくいけば、良い解決策が見つかるだろう」スプリントレース案に対するF1ドライバーの反応はこれまでどっちつかずの状況となっている。レッドブルのセルジオペレスはこの計画を“危険”と呼び、マクラーレンのダニエル・リカルドは、グランプリの勝利がの価値が下がることへの懸念を表明している。フェラーリのカルロス・サインツはダニエル・リカルドの主張に同意するが、2021年はフォーマット変更を試みるのに最適な年だと感じていると語る。「試してみるまで、決して分からないと思う」とカルロス・サインツは語る。「メインレースであるグランプリが価値を失わないことが非常に重要だ。グランプリ週末に2人のウィナーが出ることがあるのは少し危険だ。ダブルレースを行うレースのうち、勝者が1人だけであることを確認する必要がある」「でも、やってみるべき年があるとすれば、2021年だと思う。こういうことをやってみて、将来的にどうなるか見てみる良い機会だと思う」カルロス・サインツのチームメイトであるシャルル・ルクレールも、F1の変更がどうなるか、そして、レースが短くなるとドライバーのアプローチがどのように変わるかに興味をそそられていると語る。「少なくとも試してみるべきだと思う」とシャルル・ルクレールは語った。「これらすべてがポイントなどでどのように機能するかを理解する必要がある。最も重要なことは、メインレースがメインレースのままであり、メインレースの価値が下がらないこよだ。これが僕にとって重要なポイントだ」「でも、少なくともそれを試してみるのは面白いかもしれない。より短いレースでより多くの攻撃を行うことができる。少なくとも試してみることには満足だ」
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