フェラーリは、今後4戦でSF90に続々とアップデートを投入していくと報じられている。先週末のF1カナダGPではフェラーリのセバスチャン・ベッテルが物議を醸したペナルティで勝利を失ったものの、ポールポジションからスタートしてトップでチェッカーを受けるパフォーマンスを示した。フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは「ここでペースを取り戻せたことは我々にとって重要なことだった」とコメント。
「チームとして、我々に競争力があることを示せたし、以前よりも高いモチベーションでマラネロに戻ることができる」マッティア・ビノットは、2019年のコンセプトがストレートでしかメルセデスよりも優れていないという事実を正すためにフェラーリが“Bスペック”マシンをと投入するとの憶測を否定している。しかし、フェラーリの情報筋は今後4戦でマシンに続々とアップデートが投入されることを La Gazzetta dello Sport に明かした。記事によると、フランスでは新しいフロントウイング、オーストリアでは新しいフロア、シルバーストンでは新しいディフューザー、ホッケンハイムでは新しいバージボードが投入されるという。「Bバージョンや完全に新しいクルマにはならない」とマッティア・ビノットは Bild にコメント。「だが、タイヤの扱いを改善するために一連の開発を進めている。アイデアはある。急がなければならない」フェラーリのドライバーを務めるセバスチャン・ベッテルは「迅速な対応が必要だ。夏休みまでの今後のレースが重要になってくる」とコメント。「心配はしていない。いくつか有望なものが後に控えているからね。でも、僕たちはそれが機能するかを確認しなければならない。唯一の証明はストップウォッチだ」