フェラーリは、F1メキシコGPの週末にアップデート版のフロアは使用せず、旧スペックの空力パッケージを継続使用することが明らかになった。シーズン後半にスランプに陥ったフェラーリは、前戦F1アメリカGPで旧型の空力パッケージに戻したことで息を吹き返し、キミ・ライコネンが優勝、セバスチャン・ベッテルは一旦後方に下がりながらも4位でレースをフィニッシュしている。
F1メキシコGPの1回目のプラクティスではフェラーリはキミ・ライコネンのマシンに新しいフロアが装着し、セッション途中でセバスチャン・ベッテルのマシンに移した。しかし、フェラーリはプラクティスで競争力のある生み出すことができず、セバスチャン・ベッテルは土曜日のセッションに向けて旧スペックの空力パッケージイに戻すことを明らかにした。「興味深い午前中だった。多くのことを学んだし、僕たちは古いパッケージを継続している」とセバスチャン・ベッテルはコメント。フリー走行1回目は7番手タイムだったセバスチャン・ベッテルだが、フリー走行2回目には4番手まで順位を上げている。しかし、レッドブルの2台とバスチャン・ベッテルの間にはルノーのカルロス・サインツが食い込んだ。「僕たちは良いラップが出来なかったと思う。ルノー勢の前にいられたはずだ」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「難しかったのはグリップがないことだった。かなりスライドしていた。空気が非常に薄いことで、グリップとダウンフォースが得られなけば、タイヤを機能させられないし、タイヤが機能しなければ本当にトリッキーだ」「ラップタイムにかなり大きなジャンプが見られたのはそれが理由だと思う。適切なものを得られていなければ、ペースはかなり遅れてしまう。明日はまだ全員がゼットアップ面でやらなければならないことがあると思う」「タイヤが鍵を握ることになるだろう。ストレートで1~4km/hくらいスピードは高ければ、それが弊害をもたらすとは考えない。でも、タイヤを正しいウイングに言えることの方がはるかに重要だ。ここではそれで楽にコンマ2~5秒くらい得られるからね。かなり多くのラップタイムだ」ライバルのメルセデスは、ルイス・ハミルトンが7番手、バルテリ・ボッタスが9番手と同様に苦戦を強いられいた。「全員がタイヤの限界に挑んでいるし、スライドを少なくすることに取り組んでいる。おそらくレッドブル勢を除いてね」とセバスチャン・ベッテルは語った。