フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、2012年後半のフェリペ・マッサの復活が、チームの2013年の野心に大きな影響を与えると考えている。2012年序盤は苦しんだフェリペ・マッサだが、最後の10戦では全レースでポイントを獲得するなど、フェラーリのコンストラクターズ2位に大きく貢献した。また、予選でフェルナンド・アロンソを上回ったF1アメリカGPでは、アロンソをクリーンな側のグリッドに並べるために、戦略的にグリッドペナルティを受けて、アロンソのタイトル争いをサポートした。
ルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェラーリのクリスマス祝賀会でフェリペ・マッサの復活を歓迎。マッサの力が2013年シーズンのフェラーリを良い状態に立たせるだろうと述べた。「シーズン前半はどうしたんだろうね。でも、復活したことをとても嬉しく思っている」とルカ・ディ・モンテゼーモロはフェリペ・マッサに述べた。「おかげでコンストラクターズの順位で主要なライバルの前でフィニッシュできた。だが、あそれは来年にとっても重要なことだ」フェリペ・マッサは、長期的に続いたフェラーリでの将来の不確実性が、序盤の調子に影響を与えたと認め、来年に向けてはうまく準備できていると述べた。「僕にとってはとても難しい一年だった。特にクルマを前進させる方法を見つけられなかった開幕時はね」「後半は非常に異なっていた。僕はよりコンペティティブだったし、以前の状態を取り戻すことができた」「今はこれまでよりもモチベーションが高まっている。シーズン後半は、来年にむけてのトレーニング・セッションのようなものだった」ルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェラーリが2013年の開幕戦から競争的であることが不可欠だと付け加えた。「私だけだなく、全員にとっての2013年の目標は、すぐに勝てる力のあるクルマを得ることだ」「我々全員、それを達成するためにもう少し頑張らなければならない。だが、今年我々は、信頼性に始まり、プラス面をどれも失くことなく、それを成し遂げられることを証明した」「戦略面、ピットストップ、レースへの準備にもたらした改善には満足していいと思う。来年もそのような長所を維持していなければならない」