F3ユーロユーロシリーズとヨーロッパF3のチャンピオンを獲得したダニエル・フンカデーラが、9日(金)にヴァレルンガ・サーキットでフェラーリでのF1テストを完了した。スペイン人のヴァレルンガは、今年復活したヨーロッパF3でタイトルを獲得。今回のF1テストの機会を与えられた。
ダニエル・フンカデーラは、フェラーリの2009年マシン、F60をドライブ。サーキットには霧がかかっていたが、ドライで8周の走行を6度実施。ピレリのソフトタイヤで1分18秒560を記録した。「信じられないような体験だった。フェラーリでF1デビューするなんて夢が叶った以上だ」とダニエル・フンカデーラはコメント。「スタートから非常に快適に感じることができた。予想していた通り、最も印象的だったのはブレーキだ」「最も楽しかったのは、コーナーの進入・出口で異なるディファレンシャル・セッティングに変更したり、自由に物事を試したことだ。違いを感じられて楽しかった。もうひとつの大きなことは、15人のメカニックと働いたことだ。F3では2人との作業に慣れているからね。自分がどこにいるかを実感できた」昨年、マカオGPを制したダニエル・フンカデーラは、今月後半タイトル防衛に挑む。「間違いなく、今回は素晴らしい経験だったし、決して忘れることはないだろう。でも、今はマカオについて考えたい」「僕は前回のチャンピオンだし、F3で勝つことのできる全てに優勝して夢のようなシーズンに花を添えたい」