フェラーリは現在、2014年までの3台のF1マシンの開発を平行して行っていると Marca が報じている。シーズン序盤は苦戦を強いられたフェラーリだが、最近のレースでは復調。F1ヨーロッパGPでは、さらなるアップグレードを投入するとされている。報じられたところでは、フェラーリはF1ヨーロッパGPで新しいフロントウイングとフロアを投入。リアウイングとエキゾーストにもアップグレードが加えられるという。
フェラーリのチーフデザイナーを務めるニコラス・トンバジスは「ここ数ヶ月は、マシンのパフォーマンスを大幅に開発するために厳しい時間を過ごしてきた。冬の最初のテストで見つかったネガティブな要素に全て対応するという決意で取り組んでいる」と述べた。同誌によると、フェラーリは同時に2年先のマシン開発まで進行していると報道。今季マシンを発展させた2013年のプロジェクトに着手しただけでなく、2014年に導入予定の新しいV6エンジンを搭載する根本的に異なるシャシーの“基礎”にも取り掛かっているという。「2013年モデルは進化版であり、現行マシンに改良を加えることが有益だと考えているが、今年よりも一本進んだ根本的でメカニカル的なコンポーネントに取り組んでいる少数名のグループもいる」とニコラス・トンバジスはコメント。2014年マシンに関しても「すでに新しいエンジンの作業には多くの人間が動いており、それ以外にもまったく新しくマシンの特性に取り組むグループもいる」と明かした。
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