フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、2011年のチームに大規模な人事異動はないと語り、変更があるのはパット・フライの加入だけだと述べた。F1アブダビGPでの作戦ミスによってフェルナンド・アロンソの2010年タイトル獲得のチャンスを逃したことで、イタリアをはじめとするメディアは、フェラーリが主要スタッフのリストラや大規模な人事異動を行うと報じていた。
「我々は過去の過ちを繰り返さない」とルカ・ディ・モンテゼーモロは Auto Motor und Sport にコメント。「多少の役割変更や調整はあるが、大きな変更はない。ごく通常のプロセスで、優れた人物を昇進させるだ」「外部からの加入は、マクラーレンから来たパット・フライだけだ。それはアブダビよりずいぶん前のことだがね」パット・フライは、マクラーレンが2011年マシンの開発をスタートさせた直後にフェラーリに移籍。7月1日付けでフェラーリのアシスタント・テクニカルディレクターに就任し、テクニカルディレクターであるアルド・コスタの下で働いてきた。ルカ・ディ・モンテゼーモロは、チャンピオンシップの敗因は開幕時からベストなクルマを持ち込めなかったことだと語り、2011年はライバルよりも速いマシンでシーズンをスタートするが目標だと述べた。「今年は開幕戦で優勝したが、ベストマシンではなかった。(バーレーンGPで)勝てたのは、レッドブルにトラブルが起きたからにすぎない」「2009年と比較して我々は今年大幅に進歩した。だが、前年と同じように最高のマシンを持っていたのはレッドブルだ」「次は我々が開幕戦から最高のクルマを持たなければならない」
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