元F1の最高経営責任者であるバーニー・エクレストンは、2018年のF1世界選手権からグリッドガールを廃止するというリバティメディアの決定を強く批判した。F1の新オーナーであるリバティメディアは、露出度の高い衣装を着たグリッドガールは“現代の社会規範にそぐわない”として2018年から廃止することを決定。世界的に賛否を巻き起こしてる。
バーニー・エクレストンは「彼女たちはショーの一部だ。ファンはその魅力を愛している」と Sun にコメント。「彼女たちはショーの一部であり、スペクタクルの一部だ。グリッドガールの起用を許可するべきだ。ドライバーやオーディエンスは誰も気にしていない。ドライバーとF1カーの前でナンバーを持って立っている素敵な女の子が誰かを攻撃するなど考えられない」バーニー・エクレストンは、グリッドガールの廃止は、現在では誰もが“ややガードが固くなっている”ことを示す良い例だと付け加えた。英国のタブロイド紙である同紙はフロントページでグリッドガール廃止を“物の言えないフォーミュラ”という見出しと“場を白けさせる人々がグランプリのグリッドガールを廃止した”とサブタイトルで報じた。実際にモータースポーツでグリッドガールを務めているシャロット・ガッシュはF1の決定に「うんざりしています」と BBC Radio 5 live に語った。「F1は政治的に正しくあるためにマイノリティに屈したのです」と彼女はコメント。「私は主な収入源として頼らなくても大丈夫な幸運な一人ですが、そうではない子たちもいます」「私は、グリッドガールがグリッドにいるときにかなり華やかに見えることを知っています。しかし、私の役割は観客と触れ合うことでした。私たちはスポンサーの広告としてそこにいます。私たちはそれをするのが大好きですし、奪って欲しくないです」しかし、以前からグリッドガールは“時代遅れ”だと語ってきたシルバーストンの責任者であるスチュアート・プリングルは、F1の決定を支持している。「我々はグリッドガールを廃止するというF1の決定を心から支持する。スポーツにはもはや時代遅れの慣習だ」とスチュアート・プリングルはコメント。先週、ダーツ競技のProfessional Darts Corporationは、試合開始前に選手と一緒に歩く女性の廃止を決定。女子スポーツを振興する草の根活動『Women's Sport Trust』はそれらの動きを歓迎している。「我々はサイクリング、ボクシング、UFCもダーツとF1に続くことを強く推奨します。ポディウムガール、ランドガール、オクタゴンガールの起用を再考することを求めます」「これはフェミニスト対モデルの問題ではなく、多くの人々がこのようなストーリーを表現したいと思っている問題です」「このような変化は、グローバル企業が女性がどのように評価され、2018年にスポーツでどのように表現されるかについての選択肢を検討しているために起こっていることです。彼らはそうすることで大きな信用を得なければなりません」関連:F1の“グリッドガール”廃止で日本の“レースクイーン”も論争
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