セバスチャン・ブエミは、4日に幕張でF1デモ走行中にマシンに飛び込んできたスタッフについてのコメントを避けた。レッドブルは、東日本大震災の被害を受けた日本のために4日と5日の2日間、F1デモ走行イベント「Red Bull Energy for Japan」を企画。セバスチャン・ブエミが幕張と元町でレッドブルのF1ショーカーをドライブした。
4日、千葉県の幕張海浜公園で行われたイベント中、セバスチャン・ブエミがドーナツターンを披露して次の走行に向かおうとしていたその時、一人の男性が土手を駆け下りてきた。筆記用具を持ち、“スタッフ”と書かれたTシャツを着用した彼は、何を思ったか30kph程度で走行中のブエミのマシンの前を横切ろうとし、フロントウイングとコックピットを飛び越えてマシン後部にぶつかり路肩に倒れ込んだ。幸い、ドライバーのセバスチャン・ブエミに怪我はなく、衝突したスタッフも軽傷で済んだが、一歩間違えば両者とも大怪我をする可能性のある危険な瞬間だった。「レッドブルが問題を解明するまで何も話すことはできない」とセバスチャン・ブエミはコメントを避けた。このスタッフは様々な海外メディアでも取り上げられ、彼がスタッフであることを知らない一部のメディアでは「愚かなファン」として報じられた。
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