2021年 F1世界選手権 第10戦 F1イギリスGPのスプリント予選で11位~20位だったドライバーのコメント。11位:カルロス・サインツ(フェラーリ)「今日は僕にとってスプリント予選というよりも“カムバックスティント”だった。クルマのペースは良かったし、明日のために予選で良いポジションを争うのを楽しみにしていたので、満足にはほど遠い。
「残念ながら、僕のレースは1周目に大きく妥協を強いられた。正直、ジョージのミスだと思っているし。彼はロックして僕のマシンの後部にぶつかった。コースから外れ、僕をフィールドの後方の19番手に追いやった。諦めるつもりはなかったので、残りのレースは全開でプッシュした。このトラックでの困難にもかかわらず、いくつかの良いオーバーテイクをして、なんとか11番手までリカバリーできた。力強いカムバックだったけど、押しのけられないほうがよかったに決まっている。いずれにしろ、それはレースの一部であり、まだ明日があるので、多くの順位を上げるために頑張らなければならない。クルマは準備ができている。僕もね。もう一度レースをしよう」12位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)「今日はとてもフラストレーションが溜まる結果で、僕たちが望んでいたものではない。FP1で調子が上がらず、1回のフリー走行だけでは予選までに十分な対応ができなかったので、今日も苦戦する形になってしまった。マシンにはもっとポテンシャルがあることが分かっているのに、それを上手く引き出せていないので、とても残念だ。今夜はすべてのデータを見直し、明日のレースではポイント獲得のためにできることをすべて試して臨む」13位:キミ・ライコネン(アルファロメオ)「僕たちは昨日よりもいい位置にいるのでよかった。僕にとっては今年最高のグリッドだし、それについては満足している。ソフトでスタートしたけど、2つのタイヤに実際どれくらいの違いがあるのか分からなかった。結局はしっかりスタートを決めてトラブルに巻き込まれないようにするのが重要だった。僕たちはそれができていくつか順位を上げることができた。それでも明日は長いレースになる。改善を続けて、ポイントを持ち帰りたい」14位:ランス・ストロール(アストンマーティン)「スプリントで少し順位を上げられたのは良かったけど、僕たちはまだ最適なマシンバランスを探している。ミッドフィールドがつまっていて、長いクルマの列になっていたので、あれ以上順位を上げるは難しかった。ポジティブなことは、短いレースのおかげで関連するデータが取れて、僕たちに必要な改善領域を調べられることだ。明日は長いレースになる。何が起きてもおかしくないし、タイヤ選択に加えて暑さも要因になるだろう。明日強くなって戻ってくるのを楽しみにしている」15位:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)「1周目からフラッグまでとても激しいレースだったけど、結局、スタート以降はアクションはあまりなかった。残念ながら、発進がうまくいかず、いくつか順位を失った。それ以降のペースは良かったけど、前のクルマのペースと似たようなものだったので、オーバーテイクは不可能だった。最終的には順位を1つ失っただけなので、明日に向けてはまだいい位置にいる。良いスタートを切って、戦略を使って長いレースを戦い、いくつか順位を上げていきたい」16位:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)「今日のパフォーマンスにはがっかりしています。満足いくポジションでフィニッシュできず、明日も同じグリッドからスタートすることになった。予選前のフリー走行が1回という今週末のフォーマットは、ルーキーにとって非常に厳しいのですが、ファンの皆さんが楽しんでくれていればと思います。レースウイークを通じてマシンパフォーマンスで悩んでいるので、今夜もデータを見直し、明日のレースに向けて理解を深めていきます」17位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)「僕には何も起きなかったけど、通常のグランプリより激しいかったのは間違いない。距離を考えれば、そこまでタイヤマネジメントは必要ないので、できるだけ全開で走った。他のマシンを攻撃することができず、結局はスタートした位置で妥協するしかなかった。この位置からスタートするはずではなかったし、今でもまだ昨日のことを悔やんでいる。明日は前進するのはトリッキーだと思うし、チャンスが巡ってくることに頼るしかない。長いレースになるけど、何が起こるか分からないので、どうなるか見てみよう」18位:ミック・シューマッハ(ハース)「いろいろと微調整できると思うし、セットアップなどを変更できるようになれば、理論的に僕たちはもっと良くなると思う。でも、最初の試みとしてはとても良かったと思う。小規模なチームにとっては、人数の多い他のチームに比べて時間も能力も不足しているので少し厳しい。残念ながら、僕たちにとってはかなり孤独なレースだったけど、それでも面白かった。次回もっと前に近けるようにするために何を良くできるかを分析する必要がある」19位:ニキータ・マゼピン(ハース)「とてもいいスタートができた。今シーズンのベストに入るスタートだった。このサーキットの性質上、ターン2でアウト側にいて、ターン3ではイン側にいた。スピードを乗せていこうとしても、左にいるクルマの方が停止力が高く、2台でコーナーを抜けることになった。でも、そこでチームメイトを避けなければならなかった。この週末のクルマのペースからすれば、僕の比較対象はチームメイトになるけど、レースの前半では僕は彼よりもかなり速く、後半はかなり遅かった」20位:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)「マシンの感触がとてもよかっただけに、スプリントレースをリタイアすることになってとても残念だ。僕にとってはよくない一日となった。チームには申し訳ないとしか言えない。ランド(ノリス/マクラーレン)とのバトル中にリアを失って、台無しになってしまった。コーナーの中盤にいてスロットルをかなり開けていたところで、前方からの乱気流につかまり、コースアウトしてしまった。ウォールへの接触は避けられたが、このスピンの後からタイヤの振動が大きくなり、それがリタイアの原因になった。チームが振動によるマシンへのダメージを懸念したことと、それ以上走っても順位を上げられないことで、リタイアを決断した。最後尾からのスタートとなり、ここはオーバーテイクが簡単ではないけ...