トロ・ロッソのブレンドン・ハートレーは、経験を積んで成熟したことで、2017年後半の殺人的なスケジュールに対処することができたと振り返る。ポルシェのワークスドライバーとしてFIA世界耐久選手権に参戦していたブレンドン・ハートレーは、F1の最終4戦に急遽トロ・ロッソのレースドライバーとして召集され、念願のF1デビューを果たした。
それにより、ブレンドン・ハートレーは、プチルマン以降、8週間連続で8つのイベントをこなすことになった。米国でのプチルマンの後、ブレンドン・ハートレーは、日本(WEC)、米国(F1)、メキシコ(F1)、中国(WEC)、ブラジル(F1)、バーレーン(WEC)を飛び回り、F1最終戦のアブダビGPへ臨んだ。「たぶん8年前だったら対処できなかったと思う・・・プレッシャーや様々なストレスなど、すべてのことを管理することはできなかっただろう」とブレンドン・ハートレーはコメント。「自分が対処できたことにかなり満足している。疲れを感じたこともあったし、ちょっと元気のないときもあった。最後の3つはかなりの時差があったので、さらにそう感じた」「チームは必要のないときに過負荷をかけないという点で本当に良くしてくれたし、状況をシンプリで合理的なものにしてくれた」ブレンドン・ハートレーは、トロ・ロッソがホンダのF1パワーユニットを搭載する2018年もチームに残留することが決定。今後のチャレンジに立ち向かうことを楽しみにしていると語る。「オースティンでの初レースは、僕のキャリアで本当に大きな瞬間だった」とブレンドン・ハートレーは振り返る。「愚かなことをせずに一歩ずつ進めていく必要があることはわかっていたし、それが出来たと思う」「F1ドライバーとしてフルシーズンを戦う契約を結んだことで、今は肩の荷が下りた。誇りに思っているし、希望に満ち溢れている。自分にはそれができると信じている」「でも、自分がたくさんのハードワークをやってきたし、他のドライバーのことを心からリスペクトしている。もちろん、彼らだってハードワークをしているし、とても優れている」「この先のチャレンジは承知している。でも、それについて興奮しているし、期待を持っている」