セバスチャン・ブルデーは、トロ・ロッソとの契約がオプション付きの3年契約だったことを明らかにした。今シーズン、トロ・ロッソのレースドライバーを務めたセバスチャン・ブルデー。開幕戦こそ、ポイントを獲得したが、モナコから投入されたSTR3のマシン特性に苦しみ、最終的に4ポイントの獲得でドライバーズランキング17位でシーズンを終えた。トロ・ロッソは、2009年のドライバーを未だ決定しておらず、今週のバルセロナでは、セバスチャン・ブルデーを含め、セバスチャン・ブエミ、佐藤琢磨の3名のドライバーをテスト。ブルデーの...
1年契約だと思われたセバスチャン・ブルデーだが、テスト後にトロ・ロッソとはパフォーマンス条項のオプションが付いた3年契約だったことを明らかにした。従って、トロ・ロッソは、ブルデーとのオプションを行使しなかったことになる。「1年契約ではなく、オプションつきの3年契約だったんだ。でも、最終的に3年契約であろうとなかろうと関係ない。契約には、チームが成績に満足しなければドライバーをいつでも解雇できるという条項がある。F1であっても他のシリーズであっても、レーシングには確実な契約なんてないんだ。「物事がうまくいって誰もが満足すればすべてはバラ色だけど、期待通りでなければ、さようならさ! そういうものだ」バルセロナでは、実力によるシュートアウトが行われたとみられるが、ブルデーは実力ではなく、金銭的なことがドライバーを決定すると語る。「僕はシュートアウトのためにテストに来たのではない。問題は単純に金銭的なことだ。チームは資金を必要としていて、十分に速くて資金を持ったドライバーパッケージを見つけるまで、もしくはチーム自らこの問題を解決するまではラインアップを決めないだろう」「すぐに決定が下されることはないだろう。今日、明日、明後日に資金を持ち込むことを保証できるドライバーはいないみたいだからね。決定までにはしばらく時間がだろう」「バルセロナには3人のドライバーがきていたけど、ルーベンス(・バリチェロ)や、ホンダに起用されなければブルーノ(・セナ)も候補に挙がっている。今は、才能と資金を持っているドライバーなら誰でも候補者だ」「きちんとチームを運営できる資金がない限り、発表はできないだろうね。マシンを走らせることができなければ、才能あるドライバーを雇っても意味がないからね」セバスチャン・ブルデーは、F1に残留することを最優先で考えているが、チームがあまりに発表を遅らせた場合、自ら決断を下さなければならない時が来るだろうと語る。「僕はプロのドライバーなので、ある時点で来年の仕事を確保する必要がある。その時期が来れば、僕が決断を下さなくてはならない」「誰も十分な資金が用意できないのなら、フランツ(・トスト)の発言から考えて、僕がリストのナンバー1だろうね。チームのドライバーをふたりとも変えるのは難しいことだし、チームも間違いなくそういう方法はとりたがらないだろうからね」「現時点で僕は残留することを最優先に考えている。でも、どこかの時点で非常に難しい決断を下さなければならないだろう。来年何をすることになるのかわからないというのは怖いね。」
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