メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、F1 70周年記念GPでマックス・フェルスタッペンが勝利にむけて邁進しているときにチームは“ある時点で寝ていた”と苛立ちをぶつけた。ポールポジションからスタートしたバルテリ・ボッタスは、レース序盤をリードしたが、ハードタイヤに交換した第2スティントはペースに苦しんだ。
レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンのハードタイヤの第1スティントを伸ばす戦略を選んだが、バルテリ・ボッタスが新品タイヤに履き替えてもペースに合わせることができた。1回目のピットストップまでバルテリ・ボッタスを抑えたマックス・フェルスタッペンは、26周目にミディアムタイヤに交換してボッタスの後ろでコースに復帰したが、その周のリフィールドでリードを奪い返し、そのまま勝利を収めた。2ストップ戦略のバルテリ・ボッタスは、レース終盤にチームメイトのルイス・ハミルトンに抜かれて3位でレースを終えた。「ポールからスタートして3位でフィニッシュするのは明らかにイライラする」とバルテリ・ボッタスはレース後に語った。「チームとして、マックスが前に出たときに僕たちは寝ていたと思う。僕の戦略は理想からかけ離れていた。今日から学ぶことはたくさんある」「マックスに追いつくチャンスがあったが、終盤にプッシュし始めるとタイヤがバラバラになってしまった」「今日のタイヤはブリスターが出ていたけど、レッドブルは問題なかったようだし、彼らは明らかに優位に立っていた」レース中、2台のメルセデスはハードタイヤのブリスターに苦しみ、バルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンはマックス・フェルスタッペンのペースに追いつくことができなかった。今週のシルバーストンは前戦イギリスGPよりも気温が上がり、レース中の路面温度は40度を超えていたが、ピレリは1ステップ柔らかいコンパウンドを導入している。「とにかくタイヤはオーバーヒートしていたし、基本的に沸騰していた」とバルテリ・ボッタスは説明した。「タイヤに穴が開いて、グリップが失われた。特定のタイヤでブリスターが発生し始めると、コーナリンググリップが失われ、徐々にスピードが低下する」「僕たちは前に進む。もちろん、残念な日だったけど、僕たちは前に進む」関連:F1 70周年記念GP 結果:マックス・フェルスタッペンが今季初優勝!ホンダF1勢は3台が入賞!
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