元F1ドライバーのルーベンス・バリチェロは、首に静脈瘤によって緊急手術を実施したことを明かし、“生きていることが奇跡”だと感じていると語った。昨年1月、ルーベンス・バリチェロは極度の頭痛に見舞われて病院に運ばれ、そこで首に腫瘍が見つかった。手術は無事に成功したが、退院後に医師から後遺症なく生存できる確率は14%の症状だったと伝えられたことを明かした。
「首に良性の腫瘍があった。自分が生きているのは本当に奇跡なんだ」とルーネンス・バリチェロは Globo のテレビ番組のインタビューでコメント。「(1月の)ある土曜日に起きてシャワーを浴びた。突然、酷い頭痛を感じた。10段階で言えば9くらいの痛みだった。次に気づいたときには床に倒れていた。誰にも起こしてほしくなかったので、なんとかベットまで戻ったけど、耐え難いほどの痛みだった」「シルバナ(妻)がいて、医師の友人に連絡してくれた。幸いにも医師はすぐに状況の重大さを認識し、僕はすぐに病院に運ばれて2時間以内に手術を受けた。彼らは悪い静脈を見つけて修復してくれた」「病院についてカニューレを入れられて、静脈が閉ざされているのを確認した。彼らは本当に良い治療をしてくれた」「友人の医師が僕が悪い状態だと見極めてくれたのはとても幸運だった。腫瘍によって開かれた静脈は2時間で自分自身で血液を再生された」「退院したとき、同じような症状でこれまで回復した患者は14%しかいないと説明された。多くの人が深刻な後遺症を負ったり、死亡しているとね」「まだ治療を続けているけど、本当に元気だ。もうレースをすることは許されないと心配したけど、幸いにもそうはならなった」現在、ブラジルのストックカーレースに参戦しているルーベンス・バリチェロは、最近もレースの間に腫瘍を取り除く手術を受けたとして、首の左側の大きな傷跡をみせた。「全てが起こった後、健康状態を調べるために多くの検査を受けた。彼らは首に小さな腫瘍を見つけてインテルラゴスのレース後にそれを除去した。良性の腫瘍だったけど、成長していたし、クルマに乗っているときに不快感を持ちたくなかったので、それを除去した」「人生における困難はいかに成長し、良い人間になる方法を示してくれる。とても感謝しているし、機会を与えてくれた神に感謝している」F1で11勝を挙げ、322戦というF1史上歴代最多出走記録を持つルーベンス・バリチェロは、2011年末にF1を引退2012年にはインディカーに参戦。その後は主にブラジルのストックカーを戦い、2014年にはタイトルを獲得。2017年にはル・マン24時間レースに参戦している。最近では息子エドゥアルドのキャリアの支援にも力を入れている。
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