2025年F1 バーレーンGP フリー走行3回目の結果。4月12日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで2025年のF1世界選手権 第4戦 バーレーングランプリのフリープラクティス3が行われ、角田裕毅(レッドブル)は20番手タイムでセッションを終えた。気温33度、路面温度44度と、予選・決勝が行われる日没以降よりもかなり高温で、FP3のコンディションに合わせてセットアップ変更などができないことから、序盤はコースに出ていくのは数台のみというトワイライト/ナイトレースの週末にはありがちな展開。
それでも全車が走行を行っていた30分が経過する頃、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)のアンチストールに入ってマシンが停止。バーチャルセーフティカーが導入された。フリー走行3回目のトップタイムをマークしたのは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)で1分31秒646。2番手となったチームメイトのランド・ノリスに0.668秒差をつけた。熱いコンディションでのマクラーレンの強さが浮き出る形となったが、ノリスはソフトでの走行でコースアウトするなど、このコンディションではパフォーマンスを引き出すことができない方向性のようだようだ。3番手には0.834秒差でシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。特筆すべきは7番手に入ったアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)。シニアチームノマックス・フェルスタッペンを順位表で上回った。チームメイトのリアム・ローソンは12番手。心配なのは角田裕毅(レッドブル)。前日にレースエンジニアとのコミュニケーションを課題に挙げていた角田だが、タイヤマネジメントが難しいバーレーンで鈴鹿で見せていたような輝きは影を潜めている。ソフトタイヤでのアタックではコースオフを喫してタイムを更新することができず、タイムシートの最下位に沈んだ。国際映像でもコースオフしたシーンが抜かれるだけであり、タイムを出さなかったのではなく、ミスで出せずに下位に沈んだのは決して良い状態とは言えない。路面温度が高いFP3のコンディションにマシンを合わせこむ必要はなく、気温・路面温度が下がる予選では上位勢に順位を下げるマシンは出てくるかもしれない。予選で結果を出せば問題ないが、レッドブルはマックス・フェルスッペンも8位とタイムを出せておらず、厳しい戦いになりそうだ。2025年F1 バーレーンGPの予選は、25時(現地時間19時)から行われる。2025年F1 バーレーンGP フリー走行3回目 順位・ラップタイム1.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分31秒6462.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分32秒3143.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分32秒4804.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分32秒8275.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分32秒9166.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) - 1分32秒9747.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) - 1分33秒0238.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分33秒0279.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) - 1分33秒09210.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分33秒11111.エステバン・オコン(ハース) - 1分33秒24012.ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ) - 1分33秒34713.リアム・ローソン(レーシングブルズ) - 1分33秒37014.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) - 1分33秒54815.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) - 1分33秒85416.オリバー・ベアマン(ハース) - 1分34秒33517.ランス・ストロール(アストンマーティン) - 1分34秒36318.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) - 1分34秒51819.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) - 1分34秒63620.角田裕毅(レッドブル) - 1分34秒965