アストンマーティンF1は、2023年F1オーストラリアGPの予選で、フェルナンド・アロンソが4番手、ランス・ストロールが6番手だった。アストンマーティンは2台のマシンがトップ6に入ったことで、よくやったと言えるが、ドライバーのひとりはもっと上を目指したかもしれない。アロンソはQ3までフェルスタッペンに最も近い位置にいたが、メルセデスの2台に先行を許した。しかし、今季はレースペースが好調で、3戦連続の表彰台を狙えない理由はない。
マイク・クラック(チームプリンシパル)「予選からQ3の終盤まで、ずっと雨の恐れがあり、トリッキーなセッションとなった。また、Q1、Q2、Q3とも、コンマ1秒を争うほどの接戦となった。そのため、タイヤを温存することと、路面が大きく変化している中でカットされないようにすることのバランスを考えなければならなかった。2台のマシンを同時に走らせるために安全策をとったが、その結果、ランスはQ3でニューソフトを1セットだけ使うことになった。ランスは2周のタイムアタックでベストを尽くし、6番手からのスタートとなったので、明日は良い結果を残すことができるだろう。フェルナンドのセッションも好調で、クリーンで整然としたラップを刻んで2列目につけた。明日のレースでは、自分たちのレースペースに自信を持ち、もう一度戦う準備ができたと思う」フェルナンド・アロンソ(4番手/1分17秒139)「忙しい予選を終えて、今日の4位には満足している。サーキットは気温や天候が変わりやすく、判断が難しいところがあった。しかし、どのセッションでも改善しているように見えたし、クルマのフィーリングは良かった。全体的に見れば、今シーズンこれまでで最高の予選セッションであり、ポールポジションとの差も最も近づいたと思う。レースペースは僕たちの強みのひとつなので、明日は何ができるかを見てみたい。オーバーテイクは難しいだろうけど、気温が低いので、未知の部分が多い面白いレースになるだろう。目標はできるだけ多くのポイントを獲得することだ」ランス・ストロール(6番手/1分17秒308)「今日は楽しかった。ハードに攻めるには最高のサーキットだし、クルマのハンドリングも良かった。かなり厳しい状況にもかかわらず、予選4位と6位を獲得できたのは、チームとして良いパフォーマンスを発揮できたと思う。気温が変化するなかで、どの時点でタイヤがピークに達するのかがわからず、Q3ではタイヤが1セットしか残っていなかったので、もう少しラップタイムを稼ぐことができたかもしれない。とはいえ、フィールドは非常にタイトだし、明日の上位争いをするために強い位置に並んでいる」