元フェラーリF1チームのベテランレースエンジニア、デイブ・グリーンウッドが、1月からアルピーヌF1チームのレーシングディレクターとして正式にフルタイムの職務に就くことになった。グリーンウッドは最近までハイテックでオリバー・オークスの右腕として働いており、オークスがアルピーヌF1チームの代表に就任してからはF2の運営を監督してきた。
グリーンウッドは先日のアメリカGPにアルピーヌの一員として参加し、最終戦アブダビでは新しい職務への移行を開始した。ただし、オークスは正式な着任は来月になることを認めている。グリーンウッドはハイテックF2の職を離れ、F1業務に専念することになる。この新しい役職は、オークスより下、テクニカルディレクターのデビッド・サンチェスと並ぶ管理構造となる。オークスとのつながり以外にも、グリーンドウは、フラビオ・ブリアトーレがエグゼクティブコンサルタントとして関与して以来、元エンストーンのスタッフとしてチームに戻ってきた数名の内の最新メンバーである。「彼は長い間私と一緒にやってきた」とオークスは語った。「彼はF1での経験が豊富だし、明らかにエンストーンに戻ってきた。そして、彼はここ数年、私の右腕だった」グリーンウッドの職務内容をレースディレクターと定義した上で、オークスは次のように付け加えた。「私は、チームごとに任務は異なると思う。彼のケースでは、私とデビッドのリーダーシップの下で働くことになる」「彼は、タイトルが示すように、レースチーム全体に、また技術やエンジニアリングにも豊富な経験をもたらすだろう。幅広い役割であり、彼が私のそばにいてくれるのはありがたい。」グリーンウッドは、フェラーリでキミ・ライコネンのレースエンジニアを務めたことで最もよく知られているが、複数のチームでの経験をアルピーヌにもたらす。彼は2000年にBARホンダの車両ダイナミシストとしてF1でのキャリアをスタートさせた。2005年のシーズン開幕時にレースおよびパフォーマンスエンジニアとしてルノーに加わり、フェルナンド・アロンソとともに2度のワールドチャンピオンシップを獲得した。2010年には新規参入チームのヴァージン・レーシング(マノー・レーシング)に加わり、2014年末まで同チームに在籍し、その後フェラーリに移籍した。2018年初頭までマラネロに在籍した。その後、グリーンウッドはスポーツカーレースの世界で、当初はマノー・エンデュランスでテクニカルディレクターとして活躍し、その後、ザク・ブラウンのユナイテッド・オートスポーツで同様の役割を担った。2022年初頭にハイテックに加わった彼は、F1参戦を目指したオークスが新興チームを立ち上げる上で重要な役割を担った。入札が却下されたため、F1事業は閉鎖された。
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