スクーデリア・アルファタウリのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2022年 F1シンガポールGPの決勝を振り返った。ピエール・ガスリーが7番グリッド、角田裕毅が10番グリッドと2台揃ってトップ10圏内からスタートしたアルファタウリF1チームだったが、乾き始めた路面で早めにドライタイヤに変更するという戦略が裏目に出た。
ピエール・ガスリーは、タイヤ交換後に順位を落として10位でフィニッシュ。角田裕毅はタイヤ交換直後にターン10に突っ込んでリタイアに終わった。「チームとドライバーが週末を通じてハードワークをしたあと、2台で大量ポイントを獲得できるチャンスを最大限活かすことができなかった」とジョディ・エギントンはコメント。「エンジニアリングチームがドライタイヤへの変更を早めすぎたことが原因だ。これで2台揃ってポジションを落としてしまい、裕毅は直後にスライドする不運にも見舞われた。結果、完走したマシンが1台だけになり、手にするべきポイントよりもはるかに少ないポイントで終えることになった」「チームとしてレースを細部まで振り返り、改良できる部分を見極め、次のチャンスで活かすために必要な学びを得ていくつもりだ。今日はしっかりと掴んでおく必要があった大きなチャンスを逃した」
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