スクーデリア・アルファタウリのF1テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2022年F1ベルギーグランプリの決勝を振り返った。F1参戦100戦目を迎えたピエール・ガスリーは、スタート前にグリッド上で問題が発生してピットレーンスタートとなったにもかかわらず、9位入賞を果たした。一方、同じくピットレーンからスタートした角田裕毅はDRSトレインを抜け出すことができず、13位でレースを終えた。
「今日のレースは色々な出来事があった」とジョディ・エギントンはコメント。「まず、ピエールがグリッドで問題を抱えてしまったためガレージに戻り、すでにピットレーンスタートが決まっていた裕毅と一緒にピットレーンからスタートしなければならなくなった。レースがスタートすると、2人とも前に出るというタスクを遂行してくれた」「裕毅は非常にソリッドなスティントでポイント圏内を目指したが、最終的にアルボンを先頭にしたトレインに捕まってしまい、ポイント圏内には入れなかった。裕毅の走りが良かった分、この結果は悔やまれる」「ピエールについては、ミドルスティントを短くして、ラストスティントを長くするというギャンブルに出た。タイヤマネージメントがさらに難しくなるのでリスキーな選択でしたが成功した。ピエールは後方のトレインから逃げて9位という十分な結果を得ることができた」「ポイント圏内復帰は非常に喜ばしいことだが、自分たちでレースを難しくしてしまっている部分があるので、来週末のレースに向けてフォーカスすべきトピックはまだ多くある」