アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストが、6日間のF1プレシーズンテストを総括。ホンダのF1エンジンの進歩のおかげでスムーズな走行を実現できたと語った。F1バルセロナテスト最終日にはダニール・クビアトが、午前・午後ともに担当して160周と多くの周回数を走行。有益なロングランをこなすと同時に、C4タイヤでは燃料搭載を少なくしての走行も行い、1分16秒914をマークした。
アルファタウリ・ホンダとしては、6日間の合計で3580 kmを大きな問題なく走破。それが実現した一因には、ホンダのF1エンジンの信頼性の進化が貢献したとフランツ・トストは語る。「スクーデリア・アルファタウリにとってプレシーズンテストは成功だった。マシンは良好なパフォーマンスを示し、信頼性が高い。天候にも非常に恵まれ、ほとんどの日は、一年のこの時期としてはかなり高温だった。2週目では唯一、特に木曜日は風が少しトリッキーだったが、これにより、異なるコンディションで新車AT01をテストすることができた」とフランツ・トストはコメント。「今年はテスト日数が2日少なくなったが、この6日間でマシンについて多くのことを学び、合計3580 kmを大きな問題なくカバーできた。この段階では正常ないくつかの小さな問題が発生したが、全体的にすべてがうまくいったことに満足している」「チーム全体が素晴らしい仕事をして、時間内にマシンの準備を整え、短縮されたコースでスケジュールでうまく力を発揮してくれた。ホンダはPUでさらに一歩前進し、パフォーマンスと信頼性の両方を改善し、スムーズな走行を実現した。バイチェスター、ファエンツァ、Sakuraの全員の努力のおかげで、ほぼシームレスがテストを実現することができ、我々は力強いプレシーズンテストを実施することができたと思う」「ピエールとダニエルの両方が非常に優れたパフォーマンスを発揮し、AT01の開発に役立つ貴重なフィードバックをエンジニアに提供してくれた。彼らはすべてのデータを簡単かつ効率的に分析できるように専門的に働いた。次のF1シーズンに向けて十分な準備ができていると確信しており、オーストラリアでの開幕戦を楽しみにしている」アルファタウリF1のテクニカルディレクターを務めるジェディ・エギントンも生産性の高いテストを実施できたと振り返る。「今朝の路面コンディションは昨日と比べて全体的に改善され、それ自体がいくつかの有用なデータを提供した。午前中のプログラムは計画どおりに実行されたが、小さな問題を管理していたことでセッションの最終走行はわずかに妥協を強いられた。それは昼休みに用意に解決できたものだった」とジョディ・エギントンはコメント。「午後のセッションでは、引き続き開発と相関プロセスに役立つ多くの有用なデータを収集した。長めの走行でマシンとタイヤがどのように動作するかについてさらに学び、利用可能なコンパウンドをいくつか使用してプログラムのこの部分を完了させた。また、一日の最後の走行では、いくつかの傑出したテスト項目を完了することができたことは有用だった。全体として、今日の走行は冬季テスト全体と同じように生産性が高く、走行距離と収集されたすべてのデータにより、これは我々は今シーズンに完全に集中できる」