フェルナンド・アロンソ リアム・ローソンを批判「彼のF1キャリアは背水の陣」

フェルナンド・アロンソは、F1アメリカGPのスプリントレース中にチームラジオでリアム・ローソンを「バカ」呼ばわりした後、再びローソンを痛烈に批判した。リアム・ローソンは、ベテランのダニエル・リカルドに代わって今週末テキサス州オースティンで開催されるF1レースに1年以上ぶりに初出場する。フェルナンド・アロンソ、リアム・ローソンに不満を漏らす金曜日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで有望なペースを見せたにもかかわらず、リアム・ローソンは、SQ2でトラックリミット違反により両ドライバーが周回を削除された後、アストンマーティンのスター、アロンソの1つ後ろの15番グリッドからのスタートとなった。ミニレースの序盤では、ローソンがバックストレートでアロンソを激しくブロックし、両ドライバーともアルピーヌのエステバン・オコンに数個先のコーナーでポジションを奪われるという場面もあった。アロンソはチームラジオで「アルファタウリ（のドライバー）はなんてバカなんだ」とコメントした。その後、スプリントレース終了後のパルクフェルメで、フェルナンド・アロンソはリアム・ローソンに対する不満を口にし、活発な会話を交わしている様子が目撃された。ローソンは2025年のF1シートをまだ確定できていないが、今シーズンの好調な走りにより、来季レッドブルのセルジオ・ペレスの後任候補として有力になるのではないかという噂もある。アロンソは、ローソンのスプリントレースでのアグレッシブな動きは、自身の将来に対する不安が原因ではないかとほのめかし、今後6レースで「キャリアが危機に瀕している」と述べた。「6レースで証明しなければならないローソンが、あまりにも過剰な行動に出たのかもしれない」とアロンソは語った。「最善の方法だとは思わないが、危機に瀕しているのは彼のキャリアであって、僕のキャリアではない」アロンソがコメントを発表したのは、長年レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコがローソンの復帰に満足していると発言した後だ。マルコは金曜日にオースティンで、PlanetF1.comの米国編集者エリザベス・ブラックストックに独占インタビューに応じ、「彼は基本的に非常に良い仕事をした」とローソンをたたえた。「（スプリント予選では）トラックリミットに不運にも引っかかってしまったので脱落したが、SQ1では裕毅よりも速かった」「彼はこのトラックを走ったことがないから、大丈夫だ」ローソンはエンジン交換により、日曜日のアメリカGPのメインレースで60グリッド降格ペナルティを受けることになる。F1のルールでは、エンジンコンポーネントは各マシンに割り当てられ、ドライバーに割り当てられることはない。ローソンは今週末、リカルドの部品プールを継承することになる。F1には20台のマシンしかなく、ローソンはグリッドの最後尾からスタートし、次のメキシコでのレースには追加のペナルティは持ち越されない。