フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、ターン1でタイムをロスした後、F1中国GPで3番グリッドを獲得したラップを危うく中止するところだったと明かした。アロンソはQ3でマクラーレンとフェラーリのマシンを破って3位となり、ポールシッターのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの圧倒的なレッドブル勢に次ぐ最上位の座を上海で印象づけた。
しかしアロンソは、上海サーキットの複雑なスタートシークエンスでスリップし、コンマ数秒を失ったことで、グリッドを押し上げた最終ラップを中止することも考えたと認めた。「セクター1のターン1とターン2で一瞬、マシンを失いかけた。『OK、このまま続けるか、それともラップを中止するか?』と考えた。2つのコーナーでコンマ2秒くらい失っていたからね」とアロンソはコメント。「でも僕らは諦めず、ラップ全体を通してプッシュし続け、良いラップタイムを記録できた」アロンソは、アストンマーティンF1チームがスプリントフォーマットの改訂版に新たに追加されたパルクフェルメの再開を利用して、さらなるクルマの調整を行っており、それが日曜のグランプリで報われることを期待しているが、刻々と変化する路面コンディションによって、セットアップ変更のいくつかはチームにとってコイントスだったと認めた。「今朝からクルマは改善したと思う。セットアップをいくつか変更した。それを良い点につなげられるかどうかは明日見てみよう」とアロンソは説明した。「週末のリズムに乗っているのでクルマを完全に変えることはできないけど、セットアップをいくつか変更することは可能だ」「それらの中には、バランスの問題だけを対象としたものもあるけど、明日のレースでコインを投げるという推測にすぎないものもある」「明日の午後まで答えは分からないけど、とてもハッピーだし、チームを誇りに思う」「僕たちは諦めていない。まだ望む位置には到達していないけど、プッシュし続ける」