フェルナンド・アロンソは、2018年のマクラーレンのパフォーマンスに失望しており、今シーズン限りでマクラーレンを離れる可能性が高いと報じられている。マクラーレンは、今年からルノーのF1エンジンに変更したが、フェルナンド・アロンソはマクラーレンのパフォーマンスに失望しており、またF1に疲れているとアロンソの母国スペインの Diario Gol は報道。
同紙によると、フェルナンド・アロンソは、2018年シーズン限りでマクラーレンを離脱し、空席には育成ドライバーにはランド・ノリスが座ることになるという。最近、マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンはチームはまだ2019年のドライバー契約を結んでいないと述べており、マクラーレンはフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンの来シーズンについてオプション契約を有していると考えられている。また、マクラーレンの育成ドライバーであるニック・デ・フリースは「2018年にF2チャンピオンになれば、F1シートを獲得できる。僕の契約にはそう文書化されているとザクが伝えてくれた」と述べていたが、後に口を閉ざしている。同紙によると、マクラーレンはフェルナンド・アロンソの年間4000万ユーロという給与が深刻な負担となっており、もう1シーズンそれを続けることを望んでいないという。2018年に契約を更新したのも「会社としてアロンソを継続したいという願望よりも、ドライバーに借りがあると感じていた」ためだと主張している。フェルナンド・アロンソがマクラーレンを離れた場合、チャンピオンを狙えるフェラーリやメルセデスに移籍する可能性は低い。メルセデスではルイス・ハミルトン、フェラーリではセバスチャン・ベッテルとチームを組むことになるが、チーム内の混乱の火種となるのは間違いないだろう。マクラーレンは、現メルセデスのバルテリ・ボッタスをアロンソに代えて起用したいと考えており、ダニエル・リカルドがボッタスの後任に座り、レッドブルにはルノーにローン移籍しているカルロス・サインツが出戻り、アロンソに関してはワールドチャンピン獲得のためにチーム再建のめどがたったルノーに復帰するというのが同紙の見解だ。 しかし、実際にはF1を引退し、世界3大レースでの“3冠”を目指して、FIA 世界耐久選手権(WEC)やインディ500に焦点を置く可能性もあり。フェルナンド・アロンソは、今年トヨタからWECにフル参戦。6月のル・マン24時間レースを制することができるかどうかも今後の決断の大きな要因となりそうだ。
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