フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダのF1プロジェクトが“勝てるプロジェクト”であり、メルセデスの支配を打破できると信じている。フェラーリでの5年間のフラストレーションの後、フェルナンド・アロンソは2015年に新たなチャレンジを求めて新生マクラーレン・ホンダに加入したが、信頼性とパフォーマンス不足で苦しいシーズンを過ごすことになった。
今年、マクラーレン・ホンダはよりスムーズな冬の準備を行い、オーストラリアでは進歩の一端を垣間見せた。フェルナンド・アロンソは、10年間追い求めている3度目のタイトルに挑戦することはおそらくないだろうと気付いているが、将来について前向きなままだ。「プロジェクトはまだ勝てるプロジェクトだ。メルセデスの支配を打破することができるプロジェクトだ」とフェルナンド・アロンソは Channel 4 のインタビューで語った。「時間はかかるけどね。残念ながらF1には魔法のソリューションなどない。でも、チーム内で良い方向性を目にしている」「僕は適切な場所にいると思う。でも、スポーツマンとして、ファンとして、プロジェクトが成熟し、結果を出すことを待つための時間がないときもある。みんな心配すると思うし、それは理解できる」「でも、僕はこれがメルセデスを倒せる可能性のあるクルマだと思っている。誰もが勝ちたいし、チャンピオンになりたい。でも、今それができるのはルイス(ハミルトン)とニコ(ロズベルグ)だけだ。彼らはチャンピオンシップを争っている。すぐに僕たちがそのバトルに加われることを願っている」フェルナンド・アロンソとマクラーレン・ホンダの契約は2017年末までとなっているが、レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、現在の努力の成果を得るためにマクラーレンとの契約を延長するよう訴えている。