フェルナンド・アロンソは、今年もメルセデスの優位を予想しつつも、マクラーレン・ホンダにはヨーロッパラウンドまでにグリッドで最高のシャシーを開発するポテンシャルがあると主張した。 昨年、信頼性とパフォーマンス不足に苦しんだマクラーレン・ホンダは、グリッド上位への返り咲きを狙っている。
フェルナンド・アロンソは、上位勢の顔ぶれに変化はないだろうと語る一方で、エンジンパフォーマンスの懸念が取り除かれれば、5月に行われるF1スペインGPまでにはマクラーレン・ホンダ MP4-31がベストマシンになっている可能性があると述べた。「メルセデスの支配は終わらないと思うし、彼らは本当にとても強い。最初の2日間はとても興味深いテスト日だったど、あれだけの周回数をこなしているのを見れば、学ぶべきこともかなりはっきりしていると思う。彼らがマシンのポテンシャルを発揮すれば、もしかするとこれまで以上に強力かもしれない。過去2年よりもね」 「マクラーレンにとって優勝は簡単なタスクではないと思うけど、チームのことを心から誇りに思っているし、過去数カ月に成し遂げたことを誇りに思っている。最高のマシン、ベストなシャシーを手に入れる目標は達成可能だと思う」「ヨーロッパのレースが始まるまでにはかなりの可能性がある。モチベーションはかなり高い。魔法のようなソリューションも水晶球もないけど、僕はコンペティティブになりたいし、重要なもののために戦いたい。でも、正直、今年のレースでマクラーレンが勝てるかどうかはわからない」 フェルナンド・アロンソは、初めてMP4-31のコックピットに座った23日(火)に119周を走り込んでおり、昨年のプレシーズンに比べれば相当多くの周回数を稼いでいる。ホンダが信頼性を改善させているのは明白であり、パフォーマンスも改善されていると思うかと質問されたフェルナンド・アロンソは「もちろんだ。でも、前提として、昨年の僕たちが抱えていたパワーなどの不足はトップチームと比べて多すぎたので、そういった意味で、マシンの全エリアを改善しているということだ」「空力面についてはかなり革新的なパーツがある。少なくとも僕たちのマシンに限って言えばね。他チームももしかしたら過去にこういったアイデアを持っていたかもしれない。でも、僕たちにとっては新しいものだし、パッケージを成熟させるにはもう少し時間が必要だ。パワーユニットもね。僕たちにとって、昨年は大量のことを学ぶ一年だった。でも、多くのことを学び、今はパワーユニットも完全に新しい哲学になっているので、理解してポテンシャルを発揮するにはもう少し時間が必要だ」関連:2016年 F1バルセロナテスト2日目:フェラーリがトップタイム
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