フェルナンド・アロンソが、2009年シーズンへ向けての意気込みを語った。2度の世界チャンピオンであるアロンソは、目標はただひとつ、世界チャンピオンだと語る。ニューマシンの第一印象はどうですか?2009年マシンはどれも少し変に見えると思う。リアウイングとフロントウイングが少し奇妙だからね。でも満足しているよ。好きな車だね。見た目の良し悪しは重要ではないよ。重要なのは、速いかそうでないかだ。それは3〜4週間でわかるだろう。現時点では、マシンとチームの作業に満足し、これまでのところは全て楽観的だ。
昨年の今の時期よりも満足していますか?もちろんさ。今年の方がずっとハッピーだし、より楽観的に感じている。ルール変更は全チームにとって大きなチャンスだと思う。僕たちが良い仕事をすれば、チャンピオンシップを争えるだろう。去年は標準エレクトロニクスになって、トラクションコントロールが禁止されたが、2007年タイトル争いをしたマシンは、以前からの部品を使えるというアドバンテージがあり、2008年るからチャンピオンシップ争いをすることがわかっていた。でも、今年はそういうわけにはいかない。誰もがゼロからスタートするし、僕たちが良い仕事をすれば彼らに追いつくことができる。今はそれを期待しているし、目標でもある。今年はタイトル争いをするドライバーになる自信がありますか?そうだね。今、フラビオと僕、チーム全体が本当に楽観的だし、2009年チャンピオンシップの唯一の目標は、ドライバーズチャンピオンシップに優勝して、コンストラクターズチャンピオンシップ優つことだ。両方のチャンピオンシップが目標だ。全員がそれに集中しているし、風洞やエンジンナイナモからの結果は、すべてが予想以上に楽観的だ。予想以上によい結果だったので、みんなとてもモチベーションが高い。でも、決してわからない。1年の終わりにチャンピオンになるにはいくつかの要素が必要けど、最初のレースは少なくとも表彰台を争える思っている。新しい規約を考えると、ライバルに対して大きなアドバンテージを見出すチームが出てくるという懸念はありますね?誰にとってもそうだと思う。あらゆるマシンが発表されるたびに、これまでの年よりも詳細を見ているのは確かだ。新車を見るたびに、彼らが完全に違うことをしているのか、違うコンセプトや2009年規約について違う解釈をしているのかどうかを検討している。でも、これまでのところ特別なものはないと思うし、みんなが同意すると思うね。他のマシンにないものを持っているマシンはないので、良いチャンピオンシップになるかもしれないね。本当にオープンだし、2チーム以上がレースに優勝する可能性がある。ホンダとの交渉はどのくらい進んでいたのですか?彼らの撤退には驚きましたか?驚いたよ。彼らと交渉しているとき、僕はルノーで本当に調子が良かったから、交渉はあまり進んでいなかった。99.9%ルノーに残留することを確信していた。ホンダがバイバイと言ったときは驚いたよ。フォース・インディアやトロ・ロッソのような小さなチームなら予想できたかもしれないけど、ホンダのような大きな自動車メーカーとはね。ホンダは長年F1に参戦していたから、意外だったし悲しいニュースだった。でも、正直な話、ホンダが撤退したあと、他のチームは、過去3、4年間よりも多くのことを1ヶ月間で同意した。今はコストが大きな懸念だし、F1が団結したのは良いことだ。ルールが変わって、あなたが2年連続でチャンピオンシップに優勝したときに比べ、ルイス・ハミルトンがタイトルを保持するのはどのくらい難しくなるでしょうか?さっきも言ったように、全員がゼロからスタートして、全てのマシンがミックスされるので、より難しいかもしれない。2〜3年が同じルールならば、そのマシンでチャンピオンシップに優勝できる・・・彼らは長年アドバンテージがあったので、それを失うことは難しい。規約が同じならば簡単に2年連続でチャンピオンシップに優勝できたはずだ。でも、チームが何か違うことを発見すれば、続けて3〜4連勝できるかもしれないし、その後チャンピオンシップはずっと楽になるだろう。マクラーレンそうなったら、シーズンのある部分でアドバンテージがあるので、ルイスはより楽になるだろう。決してわからない。見守る必要があると思う。彼はワールドチャンピオンとして、プレッシャーが減るでしょうか、それとも増すでしょうか?減ると思う。正直、チャンピオンシップで優勝して、永遠にF1ワールドチャンピオンでいられるなら、もっとレーシングが楽しめるだろう。ひとつのレースでミスができて、チャンピオンシップがとても長いとこがわかる。チャンピオンシップ初優勝を待っているときは、チャンスを失いたくないから、少しストレスが多くかかる。一度チャンピオンになればプレッシャーは減ると思う。ルノーは昨年パワー不足に苦しんでいましたが、チームは2009年のためのエンジンのマイナーチャンジを認められました。他の上位チームと互角のレベルになると確信していますか?そう願っている。僕たちは昨年パワーが低かったので、エンジンを少しだけ変更することができた。今年は18,000rpmに制限されるので、エンジンの出力がまた変わり、僕らの順位がどうなるか見る必要がある。去年は出力が劣っていた。今年は、この段階ではわからない。できれば他のチームと同じレベルか上回ってほしいね。KERSの危険性について心配していますか?危険かもしれないことはわかっている。どのチームもトラブルを経験しているので、KERSはあまり好きではない。非常に高価で、今の経済状況を考えると、KERSを導入するのにパーフェクトなシーズンではないだろう。それでも僕たちはメカニックやドライバーにとって安全で、問題なくレースを完走できるシステムを開発する必要がある。KERSでリタイヤするようなことがあれば、ドラマになってしまうので、そんなことがあってはならない。冬の5回のテストでこのシステムを開発しなければならない。冬が終われば、シーズン中にテストができないからね。簡単な仕事ではないよ。シーズン中はテストができないですが、あなたには経験があるのでチームメイトよりも有利だと思いますか?どのチームのどのドライバーにとってもあまり違いはないと思う。昨シーズンと比較して唯一違うのは、冬季テストだ。冬の最後のテストですべてをまとめなければ、作業をする時間は残されていない。KERSが最後のテストでもうまく機能しなければ、KERSを外して使わない方がいいだろう。マレーシアあるいはバーレーンの金曜日にKERSの新しいソリューションを持ち込むことはできない。それでは遅...