フェルナンド・アロンソは、シーズン末までにフェラーリがメルセデスに追いつく望みはあるとしながらも、それは自身のキャリアの中でも最大級のチャレンジだと認める。フェルナンド・アロンソが、F1中国GPで表彰台に上ったのは、バーレーンよりもサーキット特性がフェラーリに合っていた部分が大きい。
だが、F1中国GP直前にチーム代表を務めていたステファノ・ドメニカリが成績不振の責任をとって辞任するという苦境にあったなかで、フェラーリにとっての今季初表彰台は励みになる結果だった。フェルナンド・アロンソは、メルセデスと他のチームの間にはまだかなりの差があるが、フェラーリが開発に取り組んでいくのと並行してポイントを獲得し続けると決意している。 「もちろん、それがプライオリティだし、僕たちは差を詰めていって、チャンピオンシップが終わるまでのできるだけ早い段階で彼らに追いつかなければならない」とフェルナンド・アロンソはコメント。「僕たちに物凄い競争力があるというわけではないので、できるだけ多くのポイントを獲得し続ける必要があるし、チャンピオンシップであまり離されすぎないようにしなければならない。特定のレースで彼らと同じくらいの競争力がある場合は、ポイントという面で彼らに追いつくよう努力する」 「今のところ、彼らには巨大なアドバンテージがあるし、とても話されているので、その可能性を持っていたいのあれば、本当に必死になって仕事をする必要がある。僕たちにやれることは特別なことではない、とにかく諦めないことだ」「今はチャンピオンシップの4戦目だし、まだ先は長い。でも、現実的に言えばギャップはかなり大きくので、タフな戦いになるだろう」 次戦はフェルナンド・アロンソのホームグランプリであるF1スペインGP。そこまでの3週間でフェラーリは上海のポジティブな結果に基づいて、フェルナンド・アロンソが望むようなクルマ作りを目指してアップデートに励むことになる。 この3週間がフェラーリにとってどのような意味があるかと質問されたフェルナンド・アロンソは「見守ってみなけばならない。そして、冷静さを保つ必要がある」とコメント。「15日前、僕たちは9位と10位だった。厳しかったし、ちょっとした苦痛ですらあった。なので、穏やかでいなければならない。僕たちはハッピーだし、今日の結果を楽しまなければならない。でも、道はまだ長いし、バルセロナには何も約束することができない」 「また100%で戦うつもりだ。でも、リザルトという点では冷静さを保たなければならないし、バルセロナにいくつかの新パーツを追加できるとすれば、この3週間でどんな開発になるのか見てみなければならない」
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