フェルナンド・アロンソは、新しいV6ターボエンジンになってもドライビングスタイルに大きな変化を求められるとは思わないと語った。フェルナンド・アロンソは、ヘレステスト3日目の30日(木)に初めてフェラーリの新車F14 Tをドライブ。58周を走り込んで5番手タイムを記録した。今年のV6ターボエンジンはトルクが増加しており、新しいレギュレーションではダウンフォースが減っていると語るドライバーがは多いが、ドライビングのアプローチはそれほど変わらないと明かしたチームメイトのキミ・ライコネンにフェルナンド・アロンソも同...
「正直、大きな違いはない。クルマに乗ってみて、ドライビングスタイルに大きな違いもないし、様々な機能についてもそれほど差があるようには感じなかった。このような変更やレギュレーションがどうだとかいろいろ言われていると思うけど、ドライビングスタイルそのものは去年までやっていたことと比べても大きな違いはない」「去年よりコントロールできるパラメーターは増えているし、バッテリーも管理しなければならないけど、すぐに慣れると思う。それは昨年と変わらない。昨年はKERSだけだったけど、今年はマルチファンクションになっているのが大きいかな。ドライビングのインプットに関しては、2014年のマシンだろうと大きな違いがあるとは思わない」過去のヘレステストよりもラップタイムは遅くなっているが、フェルナンド・アロンソそれでも楽しみは残されていると語る。「クルマは遅くなっているけどそれだけだ。2005年や2004年にはここを1分16秒台で走っていた。今日は1分26秒台だったので10年前と比べると10秒遅い。10秒も遅かったら同じとはいかない」「体力的な面でもクルマはかなり乗りやすくなっている。Gフォースは軽減しているし、コーナーリングのスピードも減少している。ただ、その一方でコントロールしなければならないパラメーターは増えたし、ステアリングホイールのボタンも多くなった。ドライビングや高速コーナーでクルマをコントロールすることについては臨界点が増しているし、トラクションもそうだ。とにかく変わっている」「クルマを走らせる上で気持ち的に変化があるかと言われると、それはない。ゴーカートに乗ればF1よりも20〜30秒遅いけど、汗だってかくし、とても楽しく走れる。それと同じ気持ちだ。限界でドライブしている限り、ラップタイムが速かろうが遅かろうが関係ない。気持ち的には何も変わらないし、ドライビングは最高の気分にさせてくれる。このクルマだってドライブするのは楽しいし、すぐに新しい何かを見つけられると思う」過去4シーズンのうち、3回に渡ってレッドブルのセバスチャン・ベッテルに次ぐランキング2位につけたフェルナンド・アロンソだが、今週末レッドブルは新車をコース上で走らせるのに苦労している。だが、フェルナンド・アロンソは、オーストラリア開幕戦までにレッドブルが速さを取り戻してくると考えている。「現時点で他のみんなが何をやっているかは僕たちの焦点ではならない。自分たちのガレージ内でもいろんなことがあるし、外のことはほとんど見ていない。そうだね、確かに彼らはほとんど走れていないけど、まだオーストラリアまではかなり時間があるし、すぐに立て直してくるだろう。それは間違いないと思う。自分たちのことに集中するだけだ。オーストラリアでどうなるかはそのうちわかることだ」
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