フェルナンド・アロンソは、2011年から導入される可変リアウィングとKERSによって、F1のオーバーテイク不足が解決すると確信している。可変リアウイングは、前方のクルマから1秒未満にいるマシンが使用でき、Fダクトのようにドラッグを減らすことでストレートスピードをおよそ15km/増加させるとみられている。先行するクルマがディフェンスのために使用することは許されない。
2011年は、この可変ウイングとともに1年ぶりにKERSが再導入される。オーバーテイクを促進するために、これまでも2009年の大幅な空力変更をはじめ多くの試みがなされてきたが成功とは言い難い。しかし、フェルナンド・アロンソは2011年の新しい規約のパッケージは成功すると考えている。「もちろん、F1では毎年よりスペクタクルでオーバーテイクを増やし、良いショーを催すために規約を変更されている」とフェルナンド・アロンソは語る。「2011年は2つの大きなレギュレーション変更がある。KERSとリアウイングは、オーバーテイクの可能性があるときに仕掛けることができる。その2つの組み合わせによって、前のクルマよりもかなり大きなスピードアドバンテージが得られると思う」「来年の規約がオーバーテイクに役立ってくれると確信しているし、みんなのために良いショーを催すことができると思う」フェルナンド・アロンソは、KERS、可変リアウイング、そしてピレリタイヤの3つすべてを最大限に引き出せる2011年マシンを設計することはデザイナーにとって難題になるだろう付け加えた。「最も重要なひとつはタイヤだ。マシンの挙動を変えるものなので、僕たちはピレリタイヤをマシンに調和させなければならない」「それに2009年にあったKERSが復活する。2011年はオーバーテイクやパフォーマンスのためにとても重要なツールになる。可能な限りベストな状態でKERSを使えるようなマシンの準備の仕方を見つける必要がある」「可変リアウイングもある。良いショーを目指すだけでなく、パフォーマンスを実験して開拓する新しいエリアだね」