ハイメ・アルグエルスアリは、マレーシアGPでF1初ポイントを取れたのはミハエル・シューマッハから受けたドライビングレッスンのおかげだと語る。ハイメ・アルグエルスアリは、第2戦オーストラリアGPでフロントウイングを失い後方に下がったミハエル・シューマッハと20周にも及ぶバトルを展開。小さなミスで追い越されるまでシューマッハを抑えこんだ。続く第3戦マレーシアGPでは、ヴィタリー・ペトロフやニコ・ヒュルケンベルグを相手にアグレッシブなドライビングをみせ、自身F1初ポイントを獲得。
アルグエルスアリは、シューマッハとのバトルがF1初ポイントに繋がったと語る。「ミハエルは、どうやってF1カーを限界ギリギリで走らせるのかを見せてくれた。とても重要な経験だった。オーストラリアGPを完走できたこと、そして、ミハエルと戦うことができたことで、他のドライバーに対してどうやって攻撃を仕掛けたら良いかを学ぶことができた」「マレーシアでの(ヴィタリー)ペトロフやニコ(ヒュルケンベルグ)との戦いが成功したのも、その経験を活かすことができたからだ。クリーンで素晴らしい、F1らしい戦いができたと思う」「ここでポイントが獲得できたことには驚いている。まさか、このコースでポイントを達成できるとは思っていなかった。初めて走るコースだったし、予選は、僕たちにとってはちょっと難しいコンディションだった。でも、レースは本当にうまくいった」「レースのペースはかなり良かった。これは、トロロッソの現状としては、アドバンテージとなるポイントだ。ウェットとドライのどちらのコンディションでも良い予選が戦えるようになるのも、学ぶことのひとつだと思う」「僕はまだ学ばなければならないことが沢山ある。タイヤの性能の落ちとか、オプションタイヤとプライムタイヤの差についても学ぶ必要がある」「経験のない初めてのコースでは、予選も全く違って、とても難しい。でも、ヨーロッパ・ラウンドには期待している。知っているコースでは自分の100%のパフォーマンスを見せることができるからね。その頃にはクルマに対する知識も増えているだろうから、シーズン後半には期待している」