ハイメ・ハルグエルスアリは、彼のデビューレースでの最大の懸念が体力であることを明らかにした。「最も難しいのは体力だろう」とアルグエルスアリは語る。解雇となったセバスチャン・ブルデーの後任として、今週末のハンガリーGPでトロ・ロソからF1最年少デビューを果すハイメ・アルグルスアリ。
最年少F1デビューを果すアルグエルスアリは、若く未熟であるかもしれないが、シングルシーターでのレースを知らないわけではない。アルグエルスアリは昨年、イギリスF3のチャンピオンを獲得しており、今年は、ロバート・クビサやセバスチャン・ベッテルを輩出したワールド・シリーズ・バイ・ルノーで戦っている。アルグエルスアリは、6月中旬にはハンガロリンクでレースをしており、F1ドライバーが休暇をとっていた先週もル・マンでのレースに参加していた。しかし、アルグエルスアリは、今週末のハンガロリンクでの70周が挑戦であると認める。「僕が慣れているレースよりずっと長い」フェラーリのテストドライバーでありアルグエルスアリと同じスペイン人であるマルク・ジェネも、アルグエルスアリがハンガリーでは特に首の部分に苦戦するかもしれないことに同意している。しかし、アルグエルスアリは過度に悩んではおらず、来シーズン以降を約束されてはいないが、トロ・ロッソが2010年へ備えるためにこのチャンスを使うことを許していることを十分に理解している。「F1の多くが、まさに最高峰だけど、それでもレーシングカーだ。他の全てと同じように2つのペダルとステアリングホイールがあるだけさ」「すぐに他と同じスピードに達するのは難しいだろうとわかっているけど、僕は落ち着いているし、チームは僕にプレッシャーかけてはいないよ」トロ・ロッソのチーム代表であるフランツ・トストは、アルグエルスアリのF1デビューが、まさにF1キャリアを始めようとしてる者の良い例になると考えている。「ハイメは、セバスチャン・ベッテルが2006年のトルコGPのプラクティスでBMWのために始めてドライブしたときと同程度の技量を持っている」「ペーター・ザウバーが2010年にキミ・ライコネンにチャンスを与えたとき、彼はかなり経験がなかった」「ハイメが準備できていることに疑いはない。彼はレッドブル・ジュニア・プログラムで最も成長したし、我々は彼にプレッシャーをかけるつもりはない。彼は学び、レースごとに良くなっていくなだろう」