アルアロメオF1チームのフレデリック・バスールは、2022年F1開幕戦バーレーングランプリでのダブル入賞がフェラーリのF1エンジンのおかげだという見方にあまり感銘を受けていない。昨シーズンはコンストラクターズ選手権9位と苦しんだアルファロメオF1チームだが、新世代F1マシンと新しいドライバーラインナップでの初陣となったバーレーンでは、バルテリ・ボッタスが6位とルーキーの周冠宇が10位に入り、9ポイントを獲得した。
これはアルファロメオF1チームが車のアップデートを捨てて今年のC42の開発に専念した2021年の合計13ポイントにすでにあと4ポイントまで迫ったことを意味する。フレデリック・バスールは、昨シーズンに苦戦していたときにフェラーリのF1エンジンの責任にはしなかったのと同じように、ポイントを獲得できたとしてもフェラーリのF1エンジンが貢献したことにはしないと語った。「困難なときに分けて考えるべきではないしし、良い状態のときも分けて考えるべきではない」とフレデリック・バスールはF1TVに語った。今シーズン、フェラーリとそのカスタマーは、完全に新しいF1エンジンを搭載している。アップデートされたフェラーリのF1パワーユニットは、メルセデスとホンダ(現在のレッドブル)の25馬力差を解消したと言われている。バルテリ・ボッタスはアルファロメオを6番グリッドに並べたが、元メルセデスF1ドライバーはスタートで大失敗。13番手まで順位を落として、序盤は挽回するのに苦労した。シーズンのスタートは悲惨なものになるように見えたが、周回数が進むと、バルテリ・ボッタスは順位を上げるために働き始め、最終的にグリッドポジションと同じ6位でレースをフィニッシュした。中国人初のF1ドライバーである周冠宇も10位でフィニッシュしている。「とても良い結果だった。我々はまともな予選を行い、ペースは素晴らしかったと思う」とフレデリック・バスールは語った。「唯一の問題は、ヴァルテッリが1周目に13番手までポジションを下げたことだ。挽回するのは困難だった」「全体として、チームにとって非常に良い結果だ。ポイントに2台の車、周にとっては最初のポイントだ。彼は週末を通して素晴らしい仕事をしたので、彼のためも非常にうれいく思う」バルテリ・ボッタスのスタートで何が悪かったのかについて質問されたフレデリック・バスールは、問題を調査する必要があるが、それは迅速な解決策になると確信していると語る。「彼は右側にいて、ホイールスピンが多すぎたので、1周目に少し勢いを失ったと思う」とフレデリック・バスールは語った。「しかし、それを修正し、何が起こったのかを正確に理解する必要がある」「(テストでは)車とバルテリで多くのスタートをしていなかった。だが、すぐに修正できると思う」