角田裕毅は、レッドブル・レーシングでチームメイトだったマックス・フェルスタッペンとレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼが築いてきた関係性について、その印象的な一面を明かした。フェルスタッペンが2016年途中にレッドブルへ昇格して以来、通称GPとして知られるランビアーゼは常に無線の向こうで彼を支えてきた。
両者は極めて稀なレベルで互いを理解し合い、4度のドライバーズタイトルと71勝を共に積み重ねている。2025年にレッドブルの反対側ガレージで過ごした角田裕毅は、フェルスタッペンとランビアーゼの仕事ぶりを間近で観察できたことが、自身の視野を大きく広げたと語る。「GPは正直、これまで一緒に仕事をしてきた中でも最も印象的なエンジニアの一人です」と角田裕毅はDAZN Japanに語った。「彼のアイデアは信じられないほど素晴らしいです」「彼は僕のシャシーも見ていますが、マックスが苦しんでいる時は、どうしてもそちらが最優先になります」「僕のエンジニアリングチームもとても有能ですが、経験は少ないので、時々助けが必要でした。ただ、それを常に頼めるわけではありませんでした」フェルスタッペンとランビアーゼの結びつき特に角田裕毅が感嘆したのは、両者のコミュニケーションの滑らかさだった。フェルスタッペンが必要とする情報が、簡潔かつ的確に届けられているという。「FP1でのGPとマックスのやり取りを聞いていましたが、まったく別次元でした」と角田裕毅は続けた。「すべてがどれだけ効率的に回っているかが分かります。あのレベルのコミュニケーションを目指したいと思いました」角田裕毅が学んだ重要な教訓は、ためらいが時間の損失につながるという点だ。ミリ秒を争う世界では、エンジニアとの強固な関係が成功に不可欠である。「誰かに確認しないといけない状況になると、その時点で一歩遅れてしまいます」と角田裕毅は語った。
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