角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGP決勝を12位でフィニッシュした。角田裕毅は予選でのタイヤ内圧トラブルによりパフォーマンスを発揮できず、パルクフェルメ違反となったことでピットレーンスタートを強いられた。レースでは序盤に戦略のチャンスがあったが、VSCのタイミングが合わず、順位を大きく取り戻すことはできなかった。
低温コンディションと独特の市街地レイアウトが難易度を高めたなか、角田裕毅はミディアムで序盤にピットインしハードへ交換。しかし2回目のストップを余儀なくされ、結果的に中団後方へ後退する展開となった。「避けられるミスでレースのチャンスを失った」と角田裕毅角田裕毅は、トラブル発生前まで週末を通して好調だっただけに、悔しさを隠さなかった。「今日は思うようにいきませんでしたし、予選でのタイヤ内圧の問題がなければもっと高い順位を狙えたと思います。あのトラブルは自分ではどうしようもないことで、とても残念です。週末序盤までは良い感触で走れていたので、避けられるミスでチャンスを失ったのは悔しいです」「もし2周目のVSCのタイミングがこちらに合っていれば、戦略がうまく機能していたはずです。でもその直前にピットに入ってしまって、不運な形になってしまいました」「最近は自分のコントロール外のことが続いていますが、できることに集中するしかありません。ペースは確実に良くなっていますし、マシンにもより慣れてきていますので、引き続き努力していきます」レッドブルとしての評価と課題レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表も、「昨日のトラブルの代償を払った」とコメントしており、チームは角田裕毅の潜在力を評価しながら、予選でのミスを重く受け止めている。次戦カタールは高グリップで高負荷のサーキットとなるが、角田裕毅は今週末の手応えを糧に、再び上位争いに戻ることを目指す。
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