角田裕毅は、F1イタリアGPから重要な人事異動があり、RB内部昇進により、新しいレースエンジニアと仕事をする。角田裕毅は、マッティア・スピニとF1キャリアのスタート以来一緒に仕事をしてきたが、スピニの昇進により、今後はエルネスト・デシデリオが後任を務めることになる。
角田裕毅は、2021年にF1グリッドに登場して以来、レース中はスピニの指示に従っていた。スピニは過去にレッドブルの姉妹チームでピエール・ガスリーやダニール・クビアトらと仕事をした経験がある。角田裕毅、イタリアGPから新しいレースエンジニアと仕事このニュースを確認したRBは「モンツァGPからチームで新たな役割に就くエルネスト・デシデリオとマッティア・スピーニの両氏に祝福を」と述べた。「エルネストは角田裕毅の新たなレースエンジニアに就任し、マッティアはチーム内でより上級のポジションに昇進した」エルネスト・デシデリオデシデリオは、ロマン・グロージャンやニキータ・マゼピンらとともにパフォーマンスエンジニアとして3年間ハースで働き、その後ウィリアムズに移籍してニコラス・ラティフィのレースエンジニアを務めた。デシデリオは著書『フォーミュラ1レースエンジニアリング:勝利のメソッドによるドライバーのパフォーマンス最適化』も出版しており、その序文は元ハースドライバーのグロージャンが執筆している。グロージャンは、かつてのパフォーマンスエンジニアについて「キャリアを通じて多くの素晴らしいエンジニアと仕事をしてきたが、最高のエンジニアとはドライバーを理解し、ドライバーが必要とする自信を与えられる人だ。エルネストはまさにその一人であり、彼は計り知れないサポートを提供し、多くの場面でパフォーマンス向上に貢献してくれた」と語った。角田裕毅は、今週末のモンツァでのRBのホームレースで、新しいレースエンジニアと仕事を開始する。姉妹チームのレッドブルも、セルジオ・ペレスのレースエンジニアが一時的に変更されており、ヒュー・バードが出産休暇中のため、リチャード・ウッドが代役を務めている。