角田裕毅は、2023年F1第9戦カナダGPの予選でニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)の走行を妨害したとして、3グリッド降格ペナルティを科されることになった。両ドライバーは、角田裕毅が前に出て速いラップを刻んでいた。ヒュルケンベルグはアルファタウリに追いつきながら10コーナーに進入。角田裕毅はワイドになった後、ハースの前でコースに復帰した。
角田は、その時点で前のラップタイムより約3秒遅かったにもかかわらず、まだファストラップであると判断した。角田裕毅の降格についてスチュワードは「27号車(ヒュルケンベルグ)と22号車(角田)は、22号車が前に出て高速周回中であった。27号車は22号車に追いつき、10コーナーに入ったところで22号車はワイドになり、27号車の前でコースに復帰した」と指摘。「22号車のドライバーは、その時点で以前のラップタイムより約3秒遅かったにもかかわらず、まだファストラップ中であると考えた」「22号車のドライバーは27号車を不必要に妨害したと判断する。22号車は、10コーナーでワイドになった後、ラップを放棄してレーシングラインから離れることができたはずである。そうすれば、妨害は避けられただろう」この結果、予選16番手の角田裕毅は3グリッド降格となった。