ウィリアムズが、今週末のF1アブダビGPで2019年のドライバーとしてロバート・クビサの起用を発表するとクビサの母国ポーランドのメディアが報じている。ロバート・クビサ(33歳)は、2010年のF1アブダビGPが最後のグランプリとなっている。将来のワールドチャンピオン候補と目されていたロバート・クビサだが、2011年のプレシーズンに参戦したラリーで右腕に重傷を負ってパドックから姿を消した。
しかし、事故から数年かけて回復したロバート・クビサは、2018年にウィリアムズのリザーブドライバーとして現場に復帰。今季、ウィリアムズは20戦を終えた時点で7ポイントの獲得でコンストラクターズ選手権最下位に沈んでいる。ウィリアムズは、2019年のドライバーとしてジョージ・ラッセルの起用を発表しているが、もうひとつのシートは空席となっている。ポーランド人ジャーナリストのCezary Gutowskiは、F1アブダビGPでロバート・クビサがジョージ・ラッセルのチームメイトとして発表されるとSNSに投稿。ウィリアムズは、ストロール家、タイトルスポンサーのマルティーニの離脱によって資金を必要としているとされ、ロバート・クビサは、ポーランドの石油会社であるPKNオーレンの1000万ドル(約11億円)を含め、ウィリアムズのシート獲得に必要な資金を集めたとされている。