ウィリアムズのパフォーマンスエンジニアリング責任者を務めるロブ・スメドレーは、メルセデスとフェラーリを捕えるだけでなく、レッドブルに追いつかれないためにも、ウィリアムズはもっと開発速度を上げなければならないと考えている。 この冬、フェラーリが大きな進展を遂げ、2014年にウィリアムズが保ってきた地位を飛び越えてメルセデスに最も近いチームとなった。ウィリアムズは、シーズン序盤4戦での序列でいえば3番手にいる。
ロブ・スメドレーは、ウィリアムズが現在のパッケージから引き出したものには満足しているが、上位勢を捕えるためには大きな改善が必要だという現実から目をそらしてはいない。 「これまで4戦を終えて、オーダーはかなり明らかになった」とロブ・スメオレーは述べた。「バルセロナではいくつかアップデートがあるが、それによって、特にレースペースでフェラーリを捕えるのはかなりのチャレンジだろう。しかし、そうすることが目標だ」「今あるパッケージの最適化はうまくいっていると思う。まだ引き出せるものはあるが、それはさほど巨大なものではない」「だが、前にいる人々を捕えたければ、もっと速いレートでシャシーを開発し、マシンのパッケージ全体を開発しなければならない。一番の狙いは前にいる人々を捕えることだ」 レッドブルは、スタートでつまずき、ルノーのパワーユニットの問題をまだ解決できていないため、最高位は6位止まりとなっている。しかし、ロブ・スメドレーは前ワールドチャンピオンを侮るのは間違いだと考えている。「後ろにいるレッドブルは非常に技術力に優れた巨大な組織だということを忘れてはならない。彼らはやがて全てをまとめ上げて今よりもはるかに強くなるだろう」「我々は前を見続ける必要があるが、背後にも気を配らねばならない。我々が向き合っているのは巨大なチーム、非常に組織立ったチームだ。前にはフェラーリ、後ろにはレッドブルがいる。それが今いる競技場だ」
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