先週のバルセロナテストのスピードトラップでウィリアムズが最速スピードを記録した。カタロニア・サーキットのフロントストレートで、ウィリアムズのバルテリ・ボッタスが最速スピードとなる時速337.5kmを記録。総合タイムではボッタスは12位だったが、メルセデスエンジンのパワーを見せつけただけでなく、FW37のドラッグの少なさをも示したといえる。
2位には、わずかに時速1kmの違いでロータスが続いた。昨年はルノーで苦戦したロータスも今年からメルセデスのパワーユニットに変更。ロマン・グロージャンは先週のバルセロナで全体の最速タイムをマークしている。パストール・マルドナドは「去年の僕たちはストレートで一番遅かったのに、それが今ではトップクラスだ」と Auto Motor und Sport に笑顔で語った。「これは僕たちのクルマが完全に変わったということを示しているね」パワーの面では、フェラーリのパワーユニットにも進歩が見られている。カスタマーのザウバーがストレートで時速335.4kmと3番目のスピードを記録した。しかし、ルノーはまだ厳しいかもしれない。しかし、Speed Week はメルセデスと60〜75馬力あったとされる差が半分程度には縮まっていると報じている。だが、ルノー勢の最速スピードは時速330kmを出したトロ・ロッソであり、ワークスのレッドブルは時速325kmで最も遅い。これはマクラーレン・ホンダの時速326kmにも負けている。ヘルムート・マルコ「低速コーナーで測ってみなさい。それなら我々がベストだ」と主張している。一方で、メルセデスが時速327kmでフェラーリよりも遅いことに注目が集まっている。同誌は「メルセデスがフルパワーで走っていないか。あるいは、彼らのエンジニアがダウンフォースにすべてを注いだかのどちらかだ」と推測する。事実、ザウバーは、テストでトップスピードの“ポディウム”を獲得したことをそれほど喜んではいない。あるエンジニアは「見方を変えれば、我々のダウンフォースが足りないともいえる」と認めている。
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