ウィリアムズのテクニカルディレクターを務めるサム・マイケルは、これまでのパストール・マルドナドのパフォーマンスに感銘を受けていると述べた。「彼がこれまでの短いテストで行った仕事は非常に良い」とサム・マイケルはコメント。「好感をもっていることのひとつは、初テストの直後にフランク(ウィリアムズ)とパトリック(ヘッド)にも言ったのだが、生まれ持った才能だ」
「バレンシアの最初の2日間で、我々は彼のデータの全てをルーベンスと比較してみた。彼には天性の才能があるのがわかった」2010年のGP2チャンピオンを獲得したパストール・マルドナドは、今年ウィリアムズからF1デビューを果たす。だがサム・マイケルは、パストール・マルドナドがミスをすることも予想していると述べた。「パストールはルーキーだ。いくつかミスをするだろうし、全てのルーキーと同じようにいくつかクラッシュもあるだろう。しかし、すでにかなり感銘を受けているのは、彼は25歳で通常のルーキーよりも5年年齢は高いので、成熟レベルが高いことだ。かなり励みになる」サム・マイケルは、今年はマルドナドにとって学習の一年になるだろうと主張し、マシン開発の主力はルーベンス・バリチェロになると明言した。「彼のセットアップの方向性はルーベンスに非常に似ている」「それは、彼がレースをしていたカテゴリーでの経験と成熟から来ていると考えている。彼は非常に良いトレーニングをしてきた。明白にしておこう。経験から言って開発の方向性でキーとなるドライバーはルーンベンスだ。それにはパストールは及ばないだろう」「彼にとって肝心なことは、できるだけ多くを彼から学ぶことだ。ルーベンスはマシン、プラットフォーム、セットアップの大部分に貢献している。しかし、パストールがマシンを速く走らせることにおいて、ルーベンスのコメントを反映しているのを見れたのは私にとって非常に励みになることだ」