マーク・ウェバーが、F1引退について語った。215戦に出場したレッドブルのマーク・ウェバーは今シーズン最終戦、ブラジルGPを最後にF1から引退した。しかし、来年はポルシェからル・マンへの参戦が決まっている他、今週からは自身が主催するアドベンチャーレース“Mark Webber Tasmania Challenge”もスタートするなど、多忙ぶりは現役時代と変わらない。
F1から離れた今の気分はどうですか?ある意味ホッとしたかな。F1は僕にとって長い間人生そのものだったけれど、新しいチャレンジをするタイミングが来た。凄く楽しみにしているんだ。F1にはしばらく戻ってくる予定は無いけれど、年に2、3回は顔を出すんじゃないかな。その時は前よりもリラックスしていると思うよ。レーサーとしての次のステップについてどう感じていますか?凄く楽しみだね。1年目はスケジュールも変わるし、レースのタイプも周囲のスタッフも違うから難しいとは思う。でもポルシェのような素晴らしいチームと一緒に仕事ができた上にアドレナリンを感じられる。このバランスは完ぺきだと思うよ。F1以外ではアドベンチャーレースとフィットネスに力を入れていますが、この2つについては今後も継続する予定ですか?2003年のTasmania Challengeでアドベンチャーとフィットネスに興味を持つようになったんだけど、今でもこれを続けているし、実は今週水曜日には今年のレースがスタートする。今年はチームとの契約上の理由で参加できないけれど、アドベンチャーレースは僕の人生において重要な一部だし、このイベントをこの先も成長させていければと思っている。将来的には新しいイベントもスタートさせたいなと思っているんだ。あなたはMitch Evansを指導していますよね。彼は今年Tasmania Challengeにも出場しますが、結果はどうなると思いますか?Tasmanian Challengeで言えば、楽しい時間を過ごすだろうね。ただ、楽じゃないよとは忠告しておいた(笑)。GP2のレースについては、しっかりと体を整えておかないといけないね。彼の将来については見守るしかないけれど、正しい方向に進んでいると思うし、すぐにF1デビューを果たすと思うよ。来シーズンは大事な1年になるだろうね。レーサーとしてこの先どの程度忙しくなる予定ですか? アドベンチャーレースにかける時間は取れるのでしょうか?1年目だしどうなるか分からないから、とにかく様子を見るしかないね。参加するにはちょっとモチベーションが低いイベントがいくつかあるんだけど、そこさえクリアできればアドベンチャーレースに費やす時間も増えるだろうね。焦らないで、アドベンチャーレースの予定をレースの予定の中に少しずつ入れて、僕が一緒にいて楽しいと思える人達と何かが出来る機会を持てたら良いなと思っているよ。F1から離れて何が一番恋しいですか?世界最高のサーキットのいくつかを走れなくなったことと、精度のレベルの高さだね。でもポルシェでの新しいシーズンを楽しみにしているよ。
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