レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1ハンガリーGPのレース終盤、マーク・ウェバーのデファレンシャルにトラブルが発生していたため、3ストップ戦略にせざるを得なかったと述べた。レース終盤、3回目のピットストップをしたことでマーク・ウェバーの上位フィニッシュの望みは絶たれて、結果的にウェバーは8位でフィニッシュした。理論的には2ストップの方が好ましかったが、デファレンシャルの故障によってホイールスピンが多くなったことで、タイヤデグラデーションが激しくなっていた。
「最後はストップせざるを得なかった」とクリスチャン・ホーナーは説明。「ディファレンシャルの問題によって、タイヤの内側のホイールスピンが多くなり、タイヤが最後まで持たなかった。ストップせざるを得なかった」クリスチャン・ホーナーは、11番手からスタートしたマーク・ウェバーのレース序盤のパフォーマンスは、上位フィニッシュするに十分なものだったと述べた。「プライムでスタートすれば、多くの選択肢が得られると考えていた」とクリスチャン・ホーナーは説明。「彼は良いスタートを決めたし、最初の数コーナーでも素晴らしく、7番手まで順位を上げていた」「そのあとも彼はプライムで非常にうまく走っていたし、後半のためにオプションをセーブしようと考えていた。彼は(フェルナンド)アロンソを捕らえていたが、その段階でソフトタイヤのセットで最後まで行けそうにないことはわかっていた」「なので、フレッシュエアーに彼を出した。実際に新品タイヤはうまく機能していたし、彼にとって最高のチャンスだった。残念ながら、45周目にディファレンシャルにトラブルが発生した。望んでいたような挙動をしていなかったし、それによってタイムが犠牲になってしまった」