セバスチャン・ベッテルは、F1ブラジルGPのルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンのインシデントを再審請求したメルセデスF1の行動はタイトル争いには“ちょっと余計なもの”だと考えている。ターン4でルイス・ハミルトンとともにコース外に出ることになったマックス・フェルスタッペンの防御は論争を巻き起こした。F1ブラジルGPで失格を始めとする不利な裁定を喰らっていたメルセデスF1のトト・ヴォルフは、スチュワードとの“外交関係は終わった”と宣言。
そして、スチュワードが調査の必要はなしと判断したときは存在しなかったマックス・フェルスタッペンの前向きの車載カメラの映像が公開されたことで、メルセデスF1はそれを新たな証拠として再審請求を要求した。カタールで木曜日に公聴会が行われ、再審請求の結果は金曜日に下される。メルセデスF1の再審請求が成功した場合、マックス・フェルスタッペンのF1ブラジルGPの結果に5秒ペナルティが科されると予想されている。マックス・フェルスタッペンは、コーナーでのブレーキキングでタイヤの摩耗に苦しんでいたと主張したが、最終的にルイス・ハミルトンを抑えることができず、11周後にルイス・ハミルトンは同じコーナーでオーバーテイクを成功させて勝利を収めている。4回のF1世界チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンとのインシデントは「見なかった」と述べ、「少なくとも自分は周回遅れだった」とジョーク交じりに語った。インシデントの映像を“少し”見たと語るセバスチャン・ベッテルは「彼らはリードを争っていたわけでだし、すべてのレースで起こっている最大の戦いだと思う」と語った。多くのチームが再審の権利のシステムを使用してスチュワードにアクションを試みているが、それには新しく重要な証拠が必要となる。再審の権利の行使することが増えるのは良い傾向だと思うかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「僕は関与していない。しかし、少し余計だと思う」とコメント。「時間は一方向に進むものだと思うし、何が変わる? 何も変わらないと思う。ルイスは素晴らしいレースをしたと思う。彼は勝った。彼は速かった。それだけでいいと思う」
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