4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、フェラーリからの“不道徳”な契約オファーを断り、マクラーレンへの移籍を決断する可能性があると Sky Germany の解説者であるサシャ・ロースは主張する。2015年からフェラーリのF1ドライバーを務めるセバスチャン・ベッテルは、チームにタイトルをもたらすことができず、今や若きシャルル・ルクレールがフェラーリの将来だと考えられている。
La Gazzetta dello Sport によると、フェラーリはセバスチャン・ベッテルに1300万ドル(約14億円)の1年契約を申し出たと報じている。これは現在、推定4000万ドル(約43億円)を支払われているベッテルにとっては大幅な減給となり、推定1000万ドル(約10億円)のシャルル・ルクレールとほど同等の給与となる。さらにベッテルは2年契約を望んでいるとされている。サシャ・ロースは「彼はフェラーリから給料が大幅に下がり、おそらくナンバー1ステータスではない不道徳なオファーを受けた」と語る。「フェラーリはベッテルにサインさせないオファーを出したのかもしれない。そうなれば、彼の場所はカルロス・サインツのために空くことになる」サシャ・ロースは、セバスチャン・ベッテルは、カルロス・サインツに代わってマクラーレンに移籍する可能性があると考えている。「セバスチャンとアンドレアス・ザイドルは、BMW時代からお互いをよく知っている」とサシャ・ロースは語る。サシャ・ロースは、フェラーリからオファーされた安値はベッテルも去る理由のひとつかもしれないが、メッセージとして契約上で降格を告げられたことの方が大きな理由だと考えている。「セバスチャン・ベッテルにとってお金は重要ではない。彼はチーム内で自分にふさわしいステータスで成功したマシンを手に入れることに興味を持っている」「マクラーレンもメルセデスのエンジンを搭載する予定だし、それも悪いことではない。条件が悪く、フェラーリであまり人気がないよりもベッテルにとって魅力的な理由になるかもしれない」「彼がマクラーレンで得られる条件の方が、シャルル・ルクレールのナンバー2としてフェラーリにとどまるよりも良いかもしれない」